恐怖のH5N1型ウイルス襲来 世界の、日本の新型インフルエンザ最新事情
新型インフルエンザH5N1型の想定される症状とは?
新型インフルエンザに感染すると、だいたい2〜3日の潜伏期間の後に、突然発熱し、強い倦怠感や筋肉痛、関節痛が起きたりします。熱はやがて38度をこえる高熱となり、続いて、のどの痛みや鼻水、咳などの症状が起こります。腹痛が起こることもあるでしょう。 さらに数日のうちに、息苦しくなったり、激しい咳や呼吸困難など、急激に肺炎が悪くなる場合も。そのほか、腹痛や下痢、鼻血、歯肉出血、血便、血痰などが起こることも考えられます。また、妊婦では胎児、胎盤感染も考えられます。 これらの症状が出ているだけでは、新型インフルエンザにかかっているとは断言できませんが、可能性はとても高いと言えます。
恐怖のH5N1型ウイルス襲来 世界の、日本の新型インフルエンザ最新事情
直接病院に行くのはNG! 保健所に連絡を
感染が疑われる家族がいる場合には、なるべく早くに地域の保健所に電話をして状況を説明し、対応策を聞きましょう。その上で、指定された感染症指定医療機関などを受診するか、保健所職員の訪問指導を受けるか、地域の発熱外来を受診するかなどの指示に従うようにします。
あわてて病院に駆け込むのは避けて。感染力の高い新型インフルエンザであれば、移動中や、病院内でウイルスを拡散してしまい、多くの人に感染を広げてしまうことにもなりかねません。
看護者が感染しないよう細心の注意を!
ここで大切なことは、他の家族が感染しないようにすることです。患者も、看護者もマスクをつけ、介護側は目からの感染を防ぐためにゴーグルをつけ、手袋をして、素手で患者や、その汚物等を触らないようにします。家の一部屋に患者を隔離するようにして、室内のドアを閉め、1時間に5〜6回は窓(隣家に面していない方)をあけて空気の入れ替えるようにします。看護者は手洗い、顔あらい、うがいも徹底して。
体温管理と、水分補給をこまめにしてあげて
高熱が出ることが、新型インフルエンザの特徴の1つです。熱が出たら、氷枕や解熱用の貼付シート、保冷枕などをつかって頭や脇の下など、大きな血管の近くを冷やします。熱や下痢で脱水症状を起こすおそれもあるため、水分をこまめにとり、また、消化吸収のよい食事とビタミン補給をします。電解質飲料(例:スポーツドリンクなど)を薄めに溶かしたものを、いつでも飲めるようにしておくといいでしょう。
体温管理は、寒ければふとんをかけ、寒くなければ扇風機を使ってでも体温を下げ、患者が楽になるようにしましょう。汗はこまめに拭いて、体力の温存を心がけてください。
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新型インフルエンザ発生時の外出は
どうしても外出しなくてはいけない場合は、目の粘膜からウイルスに感染するのを防ぐためにゴーグルを。専門家が使うゴーグルもありますが、花粉症用の防御ゴーグルでもよいでしょう。水泳のゴーグルや、サングラスなどもしないよりはベターです。マスクはウイルス除去タイプのものを。手袋は、医療用の薄手のビニール手袋などが便利です。また、衣服にウイルスが付着することを防ぐためにコートもはおりましょう。
外出先が不特定多数の人が出入りする場所ならば、そのまま装備をとかずにすごします。
帰宅後は、体にウイルスが付着していることを想定し、室内にウイルスを持ち込まないように、玄関の外でマスクをはずし、ビニール袋に密閉して廃棄。コートはそっと玄関にかけて表面にはなるべく手を触れないように。室内に入ったら、手洗い、うがい、顔洗いを徹底し、髪を洗うこともおすすめします。
◆感染していない人も、極力外出を控えましょう!
出現が懸念されている新型インフルエンザH5N1型では、世界各地(もちろん日本でも)で同時に流行が起こると考えられます。このような社会混乱の中で医療施設は、機能を果たせず、あてにはなりません。このため家庭における看護がいっそう重要になってきます。また通常のインフルエンザと家庭における対策も異なります。個人レベルではどのようなことができるかこのサイトからヒントを得て自身と家族を守りましょう。
(滋賀県立大学人間看護学部教授 山田明)



