人にはなかなか相談しにくいお金の悩みに、
経済ジャーナリスト・荻原博子さんがズバリ回答!
2008年08月13日 更新

これからお店を開く予定。自営業だと将来不安なので年金を増やす方法を知りたい(神奈川県・32歳)

まず、国民年金加入者が任意で加入して年金に上乗せできる制度として「国民年金基金」があります。自分で選んだプランに対応した月々の掛金を60歳まで(正確には59歳11カ月が最終掛金月)納めると、60歳または65歳から給付を受けられます。
また個人事業主や小規模の会社の役員が事業をやめたり役員を退職したときに積み立てた掛金に応じた共済金を受け取れる「小規模事業共済」という制度もあります。一定の条件を満たせば、掛金の範囲内で事業資金の貸し付けが受けられる一般貸し付けや、病気やケガで一定期間入院したときなどに事業資金の貸し付けが受けられる傷病災害時貸付制度などが用意されています。
ただ国民年金基金も小規模事業共済も、お店を始めたばかりの人には積極的におすすめしにくいですね。なぜなら自営業の場合、商売がうまくいくとき、うまくいかないときの波が激しく、今手もとに現金があれば店が助かるということも少なからずあるはず。そうした緊急事態のとき基金からお金を借りることはできないし、共済にしても“今すぐ必要なだけ”というわけにはいきません。
商売を始めたばかりなのですから、老後や廃業のことを考える前に現金をしっかり貯めて、充分な運転資金を確保することを優先させましょう。そして商売が安定してから基金や共済の加入を検討しては。
ちなみに自営業の人が必ず加入することになる国民年金の保険料は、まとめ払いすると割引が受けられます(前納割引制度。1年度分は4月末までに前納する。平成20年度分は申し込み終了)。まずは国民年金保険料の節約から始めて、少しでも手もとの現金を増やす努力をしましょう。
レシピのことならレタスクラブネット Copyright© KADOKAWA SSCommunications Inc. All Rights Reserved.