日本銀行を知らない人はいません。では、何をしているところ? と聞かれると、なかなか正確には答えられないものです。その役割をちょっと整理してみましょう。
そもそも日本銀行には(1)発券銀行、(2)銀行の銀行、(3)政府の銀行の3つの役割があります。
ひとつ目の「発券銀行」は、お札をつくる役割を果たしています。実際に制作、つまり印刷しているのは国立印刷局というところですが、どのくらいつくるのかは日本銀行が決めます。
作られたお札は銀行を通じて、個人や企業の手元にやってきます。これが2つ目の「銀行の銀行」と呼ばれているゆえんです。日本銀行は銀行同士がお金を貸し借りするときの金利をコントロールしています。無担保コール翌日物と呼ばれるものの金利ですが、金利が高くなると資金を供給して金利を下げようとします。逆の場合は資金を吸収して、金利が上がるように誘導します。
さらに、国の収入を預かって、さまざまな支払いを行なっていることから、3つ目の「政府の銀行」とも呼ばれているのです。
(マネーライター・向山 勇/2008年4月)
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