あなたは大丈夫? 今さら聞けない結婚式・披露宴のマナー「ご祝儀の書き方」編

#くらし   

結婚式にお呼ばれされた時の招待状の返信、ご祝儀、服装や当日のマナーなどは、大人の常識として押さえておきたいもの。でも、意外に抜けてたり、知らなかったりすることもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、ご祝儀袋の正しい書き方を、マナーデザイナー岩下宣子さんに教えてもらいましたので、おさらいしてみましょう。

「ご祝儀は、大切な人へのお祝い気持ちを表すもの。相手に嫌な思いをさせないための思いやりを大切に。昨今はご祝儀を披露宴当日に渡すのが慣例になっていますが、お祝い事はあらかじめわかっていますので、招待状が届いてから挙式の1週間前までを目安に、手渡しか現金書留で郵送するのがおすすめです。結婚式の費用は現金精算が基本ですから、先様にも喜ばれますよ」。

■ご祝儀の書き方のポイント

【表書き】

贈る目的を表す言葉を書きます。本来は旧字体を楷書で手書きで。「寿」は行書でもOK。

【氏名】

表書きより小さく書きます。夫婦の場合は連名の場合は中央に夫の名前をフルネームで書き、その左側に妻の名前を書きます。右から年上順、書ける人数は3名までです。

【中包み】

表に金額を裏に住所、氏名を書きます。金額は「1→壱、2→弐、3→参」のように、大字(だいじ)で書きましょう。金額の前に「金」を、後に「圓」を書きます。

なお、祝儀袋はふくさに入れて持ち運びます。ふくさの色は慶事では暖色のものを(紫は慶事、弔事共に可)。渡す際は、お祝いを述べてから、ふくさからご祝儀袋を左開きに取り出し、相手に正面がくるよう祝儀袋をふくさに乗せて渡します。手渡しはしないのがマナーです。

せっかくの晴れの席、マナーと心配りで、お祝いの気持ちを上手に表現していきましょう!

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

この記事に共感したら

Information

岩下宣子さん
マナーデザイナー。全日本作法会や小笠原流でマナーを学び、現代礼法研究所を設立。企業研修や講演などで活躍している。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

LINEお友だち追加バナー

おすすめ読みもの(PR)