日本では主婦たちが数多くSNSに投稿する「手料理写真」…海外では少し事情が違う!?

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多くのママタレは、自分の手料理写真をSNSにアップしています。記録のためであったり、リアクションが欲しかったりと理由はいろいろあるでしょうが、アップされた写真がネット上で話題になることもしばしば。

今やママタレだけでなく日本の主婦の間ですっかりおなじみになっている「手料理写真をSNSに投稿」という行為ですが、海外の場合は少し事情が違うようです。

■#晩ごはんの投稿は130万件超え

3月21日、元「モーニング娘。」の石川梨華が「ごはん(2)」というタイトルでブログをアップ。「大葉とチーズの巻き豚カツ」に添えられたキャベツの千切りに一部のネットユーザーから「太すぎて千切りじゃない」という声が上がりました。

といっても「スライサー使ってなさそうな千切りに親近感がわく」「家事がんばってるね!」という意見も多く、石川梨華の手料理写真は概ね好意的に受け止められたようす。

タレントに限らず手料理を写真で投稿する主婦は多く、インスタグラムで「#晩ごはん」というハッシュタグをつけている投稿は130万件超え。もちろん全員が主婦というわけではありませんが、お子さんや旦那さんといった家族が写り込んでいるものもたくさんあるので、主婦が数多く投稿していることがうかがえます。中にはハッシュタグで「#新米主婦」「#ずぼら主婦」とつけている人も。

■海外の女性セレブは…

既婚者や婚約中の相手がいる何人かの海外女性セレブのインスタグラムをのぞいてみると、この3ヶ月で料理の写真を投稿したのはミランダ・カーぐらい。料理を写した数枚の中に、ミランダが作ったらしきピーカンパイの画像が確認できます。

アルバム「レモネード」が第59回グラミー賞で「最優秀 アーバン コンテンポラリー アルバム」を受賞したビヨンセや、元「スパイス・ガールズ」で現在はデザイナーとしても活躍するヴィクトリア・ベッカムのインスタグラムは、3カ月さかのぼっても仕事中の風景や自撮り、家族との写真ばかり。自炊か外食かに限らず、料理の写真自体が1枚もありません。芸能人が手料理の写真をSNSに投稿するというのは、欧米では流行っていないのかも。

■男性も料理して当たり前?

海外の一般の主婦は手料理の写真をSNSに投稿しているのでしょうか? 調べるためにインスタグラムで「#homecooking(手作り料理・家庭料理)」と検索すると400万件近くの写真が見つかりました。ところが、日本と大きく違うのは男性が多く投稿しているという点。男性が作ったらしきチキンのグリルにサラダを添えた写真や、ソースで和えたカニの写真などが見つかります。

結婚や出産を経ても仕事を持ち、男性と対等に社会で働く女性が多い欧米では「料理=女性がするもの」という意識があまりない様子。男性も女性も関係なく料理をするから、手料理の写真を投稿するのも男女差が少ないのかも。

日本でも女性の社会進出が進み、「#晩ごはん」として男性が多く写真を投稿する日が来たら面白そうですね。

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】



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