働きたい!と思ったときは、この「3つのステップ」で考えよう

#くらし   

結婚、出産などで仕事を辞めたけれど、子育てに少し余裕が出てきたら「働きたい」と思うママたちは大勢います。でも、一方で不安もいっぱい。「働く=求人条件に合わせる、と考えるからいろいろな不安が出てくるのでは?」と指摘するのは、認定NPO法人あっとほーむ代表の小栗ショウコさん。「考え方のステップを逆にすれば、自分らしく働く方法はありますよ」。育児と仕事の両方を楽しむために─。「小栗さん流」3つのステップをご紹介します。

【Step1 自分の気持ちを確認する】

●どうして働きたいのか、よく考えてみる

自分はなぜ働きたいのか。まずはそこから考えてみましょう。みんなが働いているから? お金を稼がないと将来が不安? もしかしたら、働かなきゃいけないと周囲から刷り込まれているだけかもしれません。他人に影響されるのではなく、自分のことは自分で考え、答えを出して。

●“認められたい”思いを、満たすのは─

経済的な理由以外によくあるのが、家族以外にも“認められたい”という思い。それを恥ずかしがらずに受け入れて。その上で考えたいのは、それをどこでどうやって満たすか。社会参加したい、誰かの役に立ちたいのなら、有償の仕事ではなくボランティアという選択肢もありますよ。

<小栗さん’Sアドバイス>

●働きたいと思ったときは、子どもを社会に託すチャンスと考えよう

核家族化が進んだ現代、夫婦だけで子育てするのは困難。働く=子どもを犠牲にすると考えるのではなく、子どもを社会に託すチャンス!と前向きに考えましょう。

【Step2 ルールを決める】

●これだけは守りたいということを決める

働くにあたって、絶対にこれだけは守る!というルールを決めておきましょう。子どもより先に帰宅する、夕飯は家族みんなで食べるなど、これをしておかないと自分が後悔すると思うことをはっきりさせるのが大切です。それが決まれば、どんな働き方があるか見えてくるはずです。

●夫よりも子どもの気持ちを大切に

夫に、自分が働くことを納得させるには、大人どうしの話し合いを心がけ、働ける環境を整えればOK。でも、子どもはそうはいきません。寂しい、心細いという思いを抱かせないようにするにはどうすればいいか。ルールを決めるとき大切にしたいのは、子どもの気持ちです。

<小栗さん’Sアドバイス>

●仕事が楽しくて生活が乱れそうなときこそルールを思い出して

働きだしてから意外とぶつかる問題が、仕事が楽しくて夢中になること。そのしわ寄せが家族や子どもにいくことも。そんなときこそ最初に決めたルールを思い出して。

【Step3 ルールに合った仕事を探す】

●趣味や資格を生かしたいなら

趣味を生かして教室を開く方法は、認められたい気持ちが満たされますが、技術と経営力が必要。講師勤めをし、経営を学ぶことから始めて。資格を生かすなら国家資格に準ずるものが有利。今は勉強のときと考え、資格取得やスキルアップに時間を充てることで道が開けることも。

●勤務時間など条件優先で探すなら

スマホやPCを上手に活用して。例えば、自分のプロフィールと働く条件を登録すれば、企業から個別にオファーが来る「パートnavi」などのアプリもあります。

<小栗さん’Sアドバイス>

●見つからなかった…、働けなかった…場合はタイミングが合わないだけ

どんなに努力しても仕事が見つからない、続けられない場合はあります。そんなときは自分を否定せず、「今じゃないんだ」「タイミングの問題」と割り切ることも大切。

なるほど、求人情報や子どもの預け先から探すのではなく、まずは上の流れで考えていけば、不安もなくなりますね。

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】



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Information

教えてくれたのは:小栗ショウコさん
認定NPO法人あっとほーむ代表。一般企業に勤務後、働く女性のために、保育園へのお迎えつき夜間保育&学童保育所あっとほーむを設立。女性が結婚・出産しても働き続けるために必要なさまざまな支援を行なっている。

イラスト=ミヤギユカリ 編集協力=岸田直子

「パートnavi」


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