女の悩みにズバリ回答!「義姉の体調問題、どうかかわればいい?」

#くらし   

娘として、母として、妻として、嫁として。女の人生、悩みはいろいろつきません。一人で考えていないで、誰かに相談してみませんか。今回はエッセイストの高山真さんが、“義妹として”の相談にお答えします。

【お悩み】

私の夫には姉が2人いて、1人は不妊症、もう1人はがんで闘病中です。義両親、2人のご主人、私の夫、皆で心配しています。義姉たちと接するとき、嫁としてできること、やってはいけないことのアドバイスをお願いいたします。それぞれにタブーがあるし、かといって、暗い顔や重すぎる気遣いもできません。私自身も私の両親や娘も大きな病気一つしたことがなく、元気だけがとりえの一家で、どう接したらよいか悩んでいます。(神奈川県 ドラゴン 35歳)

【高山さんの回答】

私は現在、肝臓がんの治療中ですが、親族には伝えていません。頼る相手は「パートナーと、仲のいい友人と、実の家族」くらい。親族もいい人揃いなのよ。でもね、「そのくらいの間柄の人の気遣いは、感謝以上に恐縮しちゃう。それも少々疲れるかも」って感じちゃうの。病人のわがままなんだけどね。

何がタブーで、何がOKかは、「お義姉(ねえ)さんたちがどんな人か」によります。なので、あなたや私の独断ではなく、彼女たちの夫であるお義兄(にい)さんたちに尋ねましょう。できれば、あなたのご主人を通じてね。「嫁は出過ぎるな。女は出過ぎるな」ってことではないのよ。例えば、「あなたの実のご兄弟の、その配偶者の体調問題」に関して、あなたのご主人が前のめりになったら、やっぱり不自然でしょう?

最後に。こういう悩みを抱えるあなたは、本当にやさしい方ですね。だからこそ変に背負い過ぎないでほしいと願っています。「動ける人間が必要なときは、いつでもいってください」と、お義兄さんを通じて伝えるだけで、お気持ちも充分伝わるはずですよ。

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

回答者:高山 真さん
たかやままこと/エッセイスト。鋭くも温かい目線で、文芸誌から女性誌まで幅広く執筆する“知的ゲイ”。最新刊『恋愛がらみ。』(小学館)も好評発売中。

イラスト(高山さん似顔絵)=伊藤和人

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