電子レンジで加熱する際、ラップをした方がいいのか、しない方がいいのか、迷うことはありませんか?ラップはいわばふたの役目。するかしないかで水分の蒸発度合いが変わるので、味と仕上がりが違ってきます。また、ラップのかけ方も、ふんわりと大きくかける場合と、ぴっちりかける場合とで熱の伝わり方が違ってきます。まず仕上がりの違いを知りましょう。

電子レンジ「ラップをする?しない?」 画像(1/2) ラップ
ラップ

撮影:竹内章雄

【ふんわりと】長時間加熱する場合

食品の水分が蒸発してラップが持ち上がり、ピンと張って破れてしまうことがあります。これを防ぐため、比較的長時間加熱する場合は、ふんわりとかけるようにしましょう。また、油脂の多い食品にラップが直接張りついていると、油分の上昇温度を超え、ラップが溶けてしまうことがあるので、ラップが直接食品にふれないように注意しましょう。皿よりもボウルのほうが、食品から水分が蒸発してもすき間があるので、長時間加熱する場合に適しています。

【ぴっちりと】短時間加熱する場合

鍋にふたをしたほうが早くお湯が沸くのと同じで、電子レンジの調理でも、ぴっちりとラップをしたほうが温度が早く上昇します。比較的短時間で加熱する場合はぴっちりと。野菜をゆでるような下ごしらえのときも、ぴっちりとラップをします。

こんな食品は?

カレー、シチューはレンジ使用可の器などに入れ、ラップをふんわりとします。表面にラップが張りついた状態だとラップが溶けることがあるので注意しましょう。途中で一度かき混ぜると、ムラなく仕上がります。ご飯はラップをして加熱します。ご飯が乾いているようなら、水または酒少々をふるとふっくら仕上がります。

シューマイや肉まんは加熱する前に水にくぐらせるか、水をかけて水分を軽く含ませて、ふんわりとラップをして加熱します。等間隔に並べることも忘れずに。加熱しすぎると皮がかたくなるで気をつけましょう。

電子レンジ「ラップをする?しない?」 画像(3/2) ラップ
ラップ

撮影:竹内章雄

電子レンジ加熱は、火が見えないので、食品を庫内から取り出すときに、つい油断をしがちです。うっかりラップを手ではずすとやけどすることもあるので、気をつけましょう。電子レンジのマイクロ波が、食品の水分子を揺り動かすときの摩擦熱で加熱されるため、食品の水分は短時間でいっせいに蒸気となり、100℃に達してしまいます。食品を取り出すときは、素手でさわらないように、必ずミトンやふきんなどを使いましょう。

ラップをはずすときも注意しましょう。食品の中に熱がこもり、容器の中には熱い蒸気が充満しています。それを手ではずすと、蒸気が吹き出して危険です。竹ぐしをラップの端に近いところに刺してそのまま容器を一周する、もしくは、キッチンばさみで切り込みを入れて蒸気を逃がしてからはずしましょう。【レタスクラブ】