すべてマンガに描いてある(1)…大人になった今考える、女の友情
『第七女子会彷徨』(だいななじょしかいほうこう)つばな著 徳間書店

(c)つばな/徳間書店

日々感じる喜びも悲しみも、すべてはマンガに描いてある……!

突然失礼します。マンガライターの門倉紫麻と申します。大人の女性のお悩み解決のヒントや、知っておきたい今どき事情を、マンガを通して考察したい!と意気込んでおります。よろしくお願いします。

第1回のテーマは「女の友情」。学生時代の友とはなんだか疎遠になり、周りにいるのは「ただの知り合い」だけかも!? 大人になった今、あらためて友達が欲しいけれど、どうやってつくればいいんでしょう。「いっそ誰か決めてくれたらラクなのに」と思ったら……それは『第七女子会彷徨』に描いてあった!

この物語の世界の高校では、「友達選抜」という制度で3年間の友達がアンケートを基に学校側から指定されるんです。大人のわれわれにはジャストな制度ですが、主人公の女子高生・金村さんは「友達はお見合いとは違うでしょ?」と気が乗らず、この女子どうしの友情はペアの相手・高木さんの片思いからスタート。そういえば『君に届け』の主人公・爽子も高校で得た人生初の女友達を前に、片思いみたいにもじもじと……。

友情も恋愛みたいに片思いから始まることもある……ならば大人の女性は、ここで勝負を。そう、告白です! 爽子の名ゼリフ「すきっていうより、だいすきなの」と大胆告白は難しくとも、高木さんみたいに「金やん! 助けて!!」「私のヒーロー!!」なんて常にご指名で頼り続けるという緩やかな告白で相手を落とす手もあります。もっと話したいママ友に、感じのいいご近所さんに。久しぶりの告白、いかがですか?

【文中に登場した作品】

●『第七女子会彷徨』(だいななじょしかいほうこう)つばな著 徳間書店 : しっかり者の金村さんと天然ボケの高木さん。仲よし女子高生が、謎の生物に遭遇したり(メロンパンの中に!?)、「食べたつもりガム」でダイエットしたり。SFらしからぬ超のんびりムードが癖になります!

●『君に届け』椎名軽穂著 集英社 : 長い黒髪と控えめな性格で「貞子」のあだ名を持つ爽子に初の女友達ができ、そして初恋が訪れる。「友達ってね、気づいたらもうなってんの!」など友達絡みの名言続出。多部未華子さん主演の映画版も話題に。

※このコラムは『レタスクラブ』2010.11.10売り号掲載に掲載されたものです。月1回、漫画コラムを掲載していきます。