日々の食事に合う!「しっとり系ワイン」のススメ その2
ワイン評論家・田中克幸氏

ワイン評論家・田中克幸氏に聞いた、日々の食事に合う!「しっとり系ワイン」のススメ その1の続きです。

●シャンパーニュ…フルコースを通して飲まれることも多いシャンパーニュ。おすすめのしっとり系品種は「ピノムニエ」。派手さはありませんが、骨格がしっかりとしています。滋味にあふれた、とがっていない穏やかな味わいは、料理の色々な味付けをどっしりと受け止めてくれます。

●ローヌ…シラーなど、骨太の赤が有名なローヌのしっとり系ワインは「タヴェル」。スパイシーなロゼワインです。「グルナッシュ」など、ローヌの色々な品種を用いて造ったこのワインは、ロゼとは思えないしっかりとした味わいながら、飲みあきしないやわらかさも持っています。野菜・魚・肉など全てに合わせやすいワインです。

●プロヴァンス…ニンニクやハーブ、そして何といってもブイヤベースなどの魚介料理が有名なプロヴァンス。おすすめのしっとり系ワインは「バンドールブラン」。この地域の品種「クレレット」をメインに造られており、微かに塩気を感じるワインです。魚のだしを使い、魚介をよく食べる日本の料理や、オリーブオイルやニンニクを使った料理にもぴったりです。

●南西地方…ボルドーの東側からスペインの国境に至る南西地域。この地域のしっとり系品種は「ネグレット」。十字軍の遠征により、キプロス島からもたらされたといわれる伝統品種です。香りが豊かで、酸味と渋みの少ない品種で、熟成させるよりも、自分達がすぐに飲む若飲みのワインとして造られて来ました。そのため、赤でも重すぎず、やわらかい飲み口で、普段の食事にとてもよく合いますが、特にソーセージやハンバーグなどのひき肉料理がおすすめです。

●ラングドック・ルーション…ここはフランスでも特にブドウ栽培の歴史が長い地域。この地域のしっとり系は古くから栽培されてきた品種「グルナッシュ」を使って造られた甘口ワイン「バニュルス」。カラメルのような風味で、甘口ながら、五香粉などのスパイスの香り豊かな中華料理によく合います。

●コルシカ…コルシカ島のおすすめしっとり系品種は「ミュスカ(マスカット)」。これだけでデサートになる甘さですが、しっとりとして、くどくない甘さなので、果物を使ったデザートなどとも一緒に楽しめます。

ぜひワイン選びの参考にしていただき、日々の食事に合わせて、ワインを楽しんでくださいね!【レタスクラブ編集部】