「冷暗所で保存」ってよく聞くけど、「冷暗所」ってどこのこと?
冷蔵庫

撮影:小林愛香

「冷暗所」というのは、現代の家では「冷蔵庫」と考えて大丈夫です。

昔の家は納屋や納戸があったり、北向きの部屋や床下収納があったりと、家の中でも気温が15℃ぐらいまでしか上がらず、直射日光や暖房の影響を受けない部屋がありました。いまでも、お住まいの地域によっては、階段下や玄関脇、北向きの部屋の隅、日の当たらないベランダなどがこの条件にあてはまるかもしれません。でも、現代の住宅事情ではなかなかそれを求めるのは難しいので、冷蔵庫を上手に利用しましょう。

実は冷蔵庫の中も、場所によって温度が違うんです。それぞれの場所の温度を知って、食品をおいしく保存して、さらに冷蔵庫の機能をムダにしない「冷蔵庫の適材適所」をチェックしましょう!

●冷蔵室 約6℃=下ごしらえ材料や作りおきおかず

最も利用スペースが広く、利用頻度の高い場所。下ごしらえ材料や作りおきおかずなどの一時置きに便利です。こんにゃくや豆腐を入れるときは、凍ってしまう場合もあるので、冷気の噴き出し口を避けて保管するようにしましょう。

●ドアポケット 9℃=飲み物や調味料など

ドアの開閉によって外気にさらされる機会が多く、振動も多い場所。ジュースや牛乳などの飲み物を入れるのがいいでしょう。ビールは棚に入れるほうがおいしい温度に冷えます。マヨネーズやソースなどの調味料、しょうゆやポン酢などの調味料も開栓後は必ず冷蔵庫に入れましょう。

●チルド室 約1℃=発酵が進みやすい食品

納豆・チーズなど発酵が進みやすい食品、鮮度保存効果が高い場所です。漬物やチーズやヨーグルトなど発酵が進みやすい食品、ハムやかまぼこなどの練り物製品の保存に適しています。パーシャル室のない冷蔵庫の場合、鮮魚・生肉の保存もここで。

●パーシャル室 約-3℃=魚類、肉類

冷凍一歩手前の”微凍”状態で食品をストックできる場所。鮮魚・生肉を新鮮な状態でおいしく保存することができます。

●野菜室 約9℃=野菜、米、ペットボトル

野菜室は、野菜や果物の保存に適しています。米は厚手のストックバックに移し替えて保存します。低温障害を起こすバナナやマンゴーは冷蔵庫に入れず、室温で保存しましょう。泥つきの野菜や根菜類も基本的に入れなくてОKです。

●冷凍室 約-18℃=冷凍食品、食材の冷凍保存

細菌の繁殖がほとんどなく、長期保存に向いた場所。忙しい主婦の味方でもあります。市販の冷凍食品やアイスクリーム、食材の冷凍保存に。【レタスクラブ】