安くておいしい、とりの手羽をもっと使いたい!
とり肉とゆで卵の甘辛煮

調理:沼口ゆき 撮影:原ヒデトシ

安くておいしい「とり手羽」。部位の特徴を知って、もっとおいしく食べましょう!

●手羽の部位を知っていますか?

手羽は、とりの肩口から羽先までの部分をいいます。むね肉とつながっていた、肩にあたる上部が手羽元、そこから先が手羽先です。手羽先のうち、先端の三角形の部分を除いた部分を手羽中と呼びます。

●使い方と栄養は?

・手羽元は、手羽の中では肉が多く、肉質はやわらか。焼いたり、煮ものや揚げものに適しています。

・手羽先は、肉の量は少ないのですが、脂肪やゼラチン質が多く、味が濃く、コクがあります。焼きとりや、煮もの、揚げものに適しています。また、骨つきなので、よくだしが出ます。スーパなどでは、食べる部分のほとんどない先端を切り落として、手羽中だけにしたり、手羽中を焼きとり用に開いているものもあります。また、手羽中を縦半分に切ってスペアリブやスティックという名前で売っている場合もあります。

手羽肉の中でも、手羽先部分は、脂肪とゼラチン質(コラーゲン)を多く含みます。皮膚の老化を防ぐので肌の悩みに、また骨粗しょう症や関節痛の改善などに期待ができます。

●手羽先を食べやすくする方法は?

手羽先は骨の両側に包丁で深く2本切り目を入れると、身ばなれがよくなり、食べやすくなります。また、切り目を入れることで火が通りやすく、味もなじみやすくなります。さらに、手羽中と先端の間の骨に切り込みをいれると、手羽先がまっすぐになって、先端を持って食べやすくなります。

●手羽先の切り落とした先端部分の利用法は?

切り離してしまうことの多い手羽先の先端は、少量でもよいだしがでるので、捨ててしまってはもったいない部分。水1カップに酒少々を足して煮立てたところに先端を入れ、弱火でアクを取りながら約10分煮て、塩、こしょうで味をととのえれば、一口滋養スープになりますよ。

また、すぐに使わない場合は先端をまとめて冷凍しておきましょう。上記のスープのほか、おそばやうどんのつゆを作るときに凍ったまま入れて一緒に煮込めば、コクのあるつゆになりますよ。

●保存は?

とり肉はほかの肉類より水分が多いため、いたむのが早いので、買ったらすぐに冷蔵庫に入れ、2~3日を限度に、早く使い切りましょう。【レタスクラブ】