ビタミンCが一番多いのは、何色の「パプリカ」?
パプリカのおひたし

調理:吉田瑞子 撮影:原ヒデトシ

ビタミンCが一番多いのは何色のパプリカかご存知ですか?

答えはオレンジ色。次に赤、黄色の順に多く含まれています。含有量の目安は、大きさにもよりますが、オレンジ色は1日に1/4個、赤は2/3個、黄色は1/2個食べれば、大人が1日に必要なビタミンC100mgが摂れてしまうんです!

●パプリカが世界を救った!

「パプリカ」は、ビタミンCの研究に大きな役割を果たし、研究者をノーベル賞に導いた野菜なんです!

1932年「パプリカ」の一大生産地である、ハンガリーのセント=ジェルジ博士が、柑橘類よりも「パプリカ」に大量のビタミンCが含まれていることを発見し、世界で初めてその抽出に成功しました。

その頃、壊血病(かいけつびょう)という、血管がもろくなり、体の様々な器官から出血して死に至る恐ろしい病気に多くの人が苦しんでいました。博士は実験を重ね、ビタミンCが壊血病の治療に効果があることを実証し、多くの患者がこの病気から救われました。

こうした研究の功績により、1937年、博士はノーベル生理医学賞を受賞しました。イギリスの「タイムズ」紙は博士の受賞を「パプリカ賞」と名づけて讃えたそうです。

●パプリカのビタミンCは優れモノ!

ビタミンCは、熱で壊れやすいといわれていますが、「パプリカ」には熱からビタミンCを守るビタミンP(これもセント=ジェルジ博士が発見)が含まれていて、熱してもビタミンCがほとんど壊れない優れモノの野菜なんです!

美肌の味方で、体の代謝も助ける、ビタミンCたっぷりの「パプリカ」。ぜひ色々な調理法でお召し上がりください【レタスクラブ】

参考文献:「朝からキャビアを 科学者セント=ジェルジの冒険」/岩波書店