「もやし」を長持ちさせて、おいしく食べる!
えびともやしのガーリック炒め

調理:重野佐和子 撮影:原ヒデトシ

安くておいしい「もやし」。でも傷みやすいので、この時期は保存が心配ですね。今日はもやしの上手な保存法とおいしく食べるコツをご紹介します。

●買うときにもポイントがあるんです!/色白で張りがあり、袋を手で持ったときにパリッと硬い感触のものが新鮮です!根や子葉が茶色かったり、もやしがヘナッとしていたり、袋に水が出ているものは鮮度が落ちているので避けましょう。メーカーによって、袋に空気が入っているものと入っていないものがありますが、空気の有無によって新鮮さが異なるということはありません。

●長持ちさせる保存法は?/もやしの保存は温度管理が命!肉や魚と同様、買ったあともできるだけ低温で運ぶのがベストです。冷蔵庫に入れるときはチルドルームへ。チルドルームがない場合は、野菜室よりも、通常の冷蔵室の方が温度が低いのでおすすめです。

●水にさらした方がいいの?/基本的に、洗わずにそのまま使えます。もやしは、収穫後に水で洗浄して脱水をしてから袋詰めすることで、そのまま使える状況で出荷しています。それでも、においが気になる場合や、クタッとして鮮度が落ちている場合は、一度水にさらしてから使ってください。

●根と子葉をとるとおいしさアップ!/もやしは、根と子葉の部分をポキッと折るようにして取ります。特に、炒めたり、ゆでてあえたり、麺にのせたりする場合は、歯ごたえがよくなって、見た目もきれいに仕上がり、おいしさがアップします!

●栄養は?/ビタミンCや体の抵抗力を高めるアスパラギン酸を豊富に含んでいるため、美肌づくりや、疲労回復に効果があります。また、体内の余分な塩分を排出してむくみを抑えるカリウムも豊富。さらに食物繊維も多く含まれ、低カロリーでヘルシーな野菜です。尚、ビタミンCは熱で壊れやすいので、加熱するときは手早く行ないましょう。

●いつごろから食べられているの?/平安時代に書かれた、日本で最も古い薬草の本「本草和名(ホンゾウワミョウ)」に「毛也之(モヤシ)」として 紹介されており、薬用として栽培されていたという話があります。その後も主に薬用として用いられる時代が続いていました。江戸時代の文献には、長崎に漂着した異人がもやしの作り方を教え、それが各地に広がったこと。更に長崎のもやし職人が江戸に渡って、将軍にもやしを献上したという記録もあります。

もやしが食用として一般に売られるようになったのは、大正時代に入ってからといわれています。そして第二次世界大戦後には、全国各地で盛んに栽培されるようになりました。いまの形で袋詰めして売られるようになったのは、スーパーマーケットが誕生してから。それまでは青果店で量り売りされていました。

●あるブームが「もやし」の認知度を高めました!/もやしの認知度を大きく高めるきっかけになったのは、昭和40年代の「みそラーメン」ブーム。これによってもやしの認知度は更に高まり、消費も大幅に拡大されました。

●日本のもやし栽培技術は世界トップレベル!/現在、もやし生産者は全国で約150社ほど。もやしは世界中で食べられていますが、日本のもやしの生産管理技術は世界トップレベル!清浄な水と先端技術によって、温度や環境を緻密にコントロールして育てられています。

どんなに食べても財布にやさしい「もやし」。下のレシピを参考にして、たくさん食べてくださいね♪【レタスクラブ】

取材協力:工業組合もやし生産者協会