あなたがふだん食べている魚は何歳? 意外に知らない魚のコト その1
あじポンなめろう

調理:井澤由美子 撮影:白根正治

魚の年齢や寿命を考えたことがありますか?実は魚って結構長生きなんです。今日は日本人とは切っても切れない身近な魚についてご紹介します。

●魚の年齢と寿命は?

魚の年齢はウロコを調べます。年輪で木の年齢がわかるように、顕微鏡でウロコを調べることで魚の年齢がわかるんです。最近では背骨の年輪や、魚の耳の中の小さな石で調べることもあります。私たちにおなじみの「あじ」や「まいわし」や「さば」の寿命は5~6年といわれています。「いわし」も、もっと小さい「かたくちいわし」は2~3年ぐらいです。魚は大きいほど寿命が長いといわれ、カレイの仲間で体長が3mぐらいにもなる「オヒョウ」は、20年生きたという記録があります。また、キャビアでおなじみの「チョウザメ」も、成長すると3m以上になりますが、30年以上生きることが知られています。40年以上生きた例もあり、一般的にサメの仲間は長生きです。さらに「うなぎ」は50年以上も生きるといわれています。

●泳ぐのが速い魚は?

一番速い魚はメカジキで、時速100km以上で泳ぎます。次はマグロで80~90km、そしてカツオが60kmです。マグロは速いだけでなく、長く泳ぐこともできます。マグロは沖縄や台湾の近くの海で生まれ、黒潮に乗って太平洋を北へ向かい、アラスカ、アメリカ西海岸を回ってメキシコへ行き、また日本の近くへ戻ってきます。この間、24時間休むことなく、時速80kmぐらいで泳ぐことができるのです。

逆にゆっくり泳ぐ魚もいて、ウナギが時速4kmぐらい、カレイは1kmぐらいのスピードです。魚なのに泳ぎがあまりうまくないマンボウは、泳がずに、海面にぷかぷか浮かんでいることもあります。ほかに、ジャンプして海面上を飛ぶ「飛魚」は、ムナビレがのびて羽根のように大きくなり、飛べるようになりました。海面上3mぐらいの高さを時速50kmぐらいで、200~300mの距離を飛ぶことができるんです!

意外に知らない魚のコト その2では「世界で一番魚を食べる国や日本人が好きな魚」についてご紹介しています。【レタスクラブ】

取材協力:公益財団法人 日本海事広報協会 ※出典が書かれていない記事は日本海事広報協会「海と船なるほど豆事典」より引用しています