昔、虫歯の治療をした歯が痛むことないですか?

#美容・健康   

子どもの頃にきちんと治療をしたはずなのに、大人になって再び同じ場所に虫歯ができるのが「二次虫歯」。しっかり歯を磨いていても、実は口の中に虫歯菌が潜んでいる可能性があるのです!クラジ歯科医院院長の倉治ななえ先生いわく、「歯は、温度により膨張、収縮したり、食べ物をかむときに強い圧がかかるため、年月がたてばどうしても治療で入れた詰め物やかぶせ物と歯との間にわずかにすき間ができてしまいます。そこから虫歯菌が入り込んでしまうのです」とのこと。

二次虫歯を予防するためには、歯磨きできちんと歯こうを落とし、口の中を清潔に保つことが第一条件ですが、毎食後歯を磨いているのに、二次虫歯を起こしてしまう人もいるのだそう。その原因は、虫歯菌の数にあります。「実は、虫歯のなりやすさを決めるポイントは、口の中のミュータンス菌の数。“ミュータンス菌”は強力な虫歯菌の一つで、これを持っている人は、1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に、母親など大人の唾液から感染したと考えられます。ミュータンス菌の餌は糖なので、甘いお菓子が大好きな人、虫歯を治療した永久歯が6本以上ある人は、ミュータンス菌を多く持っている可能性があります」

ぜひ毎日実践したい、二次虫歯を予防するポイントを紹介しますので、ぜひ実践してみて!一生健康的な歯を保つためにも、日々のケアはもちろん、定期的な健診も忘れずに。

【フッ素配合歯磨剤で、歯を強化】歯磨きは1日3回が基本。フッ素を配合した歯磨剤を使用しましょう(子どもはうがいができるようになってから)。朝・昼は1~2分ほどの短時間でもOK。その代わり、夜は10分ほどかけてじっくり磨きましょう。歯磨き後にフッ素ジェルを塗布するとさらに効果的。

【キシリトールで、虫歯菌撃退】キシリトール摂取の目安は、ガムであれば、キシリトールが50%以上含まれているタイプを1日に3~5回。唾液をすぐに飲み込まず、5~10分くらいかむと効果的。矯正中の人や、歯が弱い年配の人にはキシリトール配合のタブレットもあります。

【クリニック 二次虫歯虫歯になりにくいおやつを選ぶ】ご飯やピザのように、糖の分解に時聞がかかるものや、口の中を比較的早く通り過ぎるゼリーやアイスクリーム、シュークリームなどがおすすめ。無糖のお茶や水と一緒に食べて。ヌガーやあめは、歯に糖がつきやすくなるので控えましょう。食べたあとは、必ず歯磨きを。【レタスクラブ】

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Information

教えてくれたのは、倉治ななえ先生
(プロフィール)クラジ歯科医院院長。日本歯科大学付属病院臨床教授。著書に「歯がいい人はボケにくい」(角川SSC新書)など多数。

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