Emiさん流「シンプル片づけ」にすると生まれる、いいこと3つ

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家の中は、いつも使いたいものが使う場所の近くにあり、ラクに元の場所に戻せるのが理想です。そこで、整理収納アドバイザーのEmiさんに、暮らしがラクになるシンプル片づけを、家中のエリア別に伺いました。新生活の時期は生活の見直しにピッタリ! 家族が片づけに協力しやすくなる、片づく暮らしをぜひ参考にして!

Emiさん流「シンプル片づけ」にすると生まれる、いいこと3つ


Emiさんにとっての「シンプル片づけ」とは、最小限の手間で“使いやすい”と“すっきり”の暮らしがよどみなく回ること。


「私にとっての一番の“シンプル”とは、少ない手間で暮らしが回っていくこと」。そう話す整理収納アドバイザーのEmiさん。Emiさんのご家族は、ご主人とこの春小学生になる双子の男女。元気盛りの子どもたちがいても、住まいはいつもすっきり。使いたいものが使う場所の近くにあり、ラクに元の場所に戻せるようになっています。「家族にとって分かりやすい仕組みを常に意識しています。そうすれば私の手間が減りますから(笑)」。

特徴的なのは、もののネーミング。「『あの棚に戻して』といっても、子どもはどの棚か分かりません。そこで、リビングの棚は“ファミリーライブラリー”、洗面所の子どもの収納は“身支度ロッカー”など名前をつけました。場所が具体的で明確だと、家族は片づけに取りかかりやすくなります」。

また、ワンアクションでできる配置と、オープン収納も心がけ、分かりやすく、簡単に。「仕組みをシンプルにしておけば、家族が片づけに協力しやすくなり、片づく暮らしが自然に続いていきます」。そんな、少ない手間ですっきりが実現する「シンプル片付け」にすると、こんないいことが生まれます。

【1】家族みんなが分かりやすい⇒協力してくれる!


「家族に頼むより、私がやったほうが早い」と何でもママが片づけてしまうと、結局たいへんになるのはママ。Emiさんの家では、どう片づけるか、まず家族で話をすることから始まります。「これは使いやすい? こっちとこっちならどっちが戻しやすい? など意見をすり合わせていくと、一緒に考えたという気持ちが芽生え、その工夫に至る経緯も共有できます。すると、家族全員が自然に協力するように」。結果、ママもラクになります。

玄関のたたきには、子ども用のくつおきシールを貼って。子どもたちが楽しみながら協力したくなる工夫の一つ。


玄関のたたきには、子ども用のくつおきシールを貼って。子どもたちが楽しみながら協力したくなる工夫のひとつ。

【2】ワンアクションで出し入れできる⇒すぐ取りかかれる!


扉を開けて、中の引き出しを開けて、目的のものを探して……など、目的に近づくまでのアクション数が増えれば増えるほど、片づけは複雑で面倒になるもの。でも、写真のように、箱を取るだけ、引き出しを引くだけのワンアクションなら、片づけのハードルはぐっと下がります。「目的に最短距離で近づけて、作業にすぐ取りかかれるから、イライラも少なく。片づけもすぐ終わるので、整然とした状態をいつでもキープすることができます」。

ラックの下3段は子どもたちのエリア。きちんと見える白&四角で収納用品を統一。


“情報ステーション”と呼んでいるラックの下3段は、子どもたちのエリア。きちんと見える白&四角で収納用品を統一。

【3】オープン収納で丸見え⇒ムダな買い物が減る!


丸見えのオープン収納が多く、何でも放り込んでしまうブラックホール的収納がないから、内容が把握しやすいEmiさんのシンプル片づけ。「ぱっと見て中身が一目瞭然だと、『ストックがあったのに、また買ってしまった』、『つい買い過ぎてしまった』というようなミスも防げます。ムダな買い物が減れば、節約にもつながります」。シンプル片づけで、ものの量や動きを把握することで、お金の流れも、自然にシンプルになっていくのだとか。

もともとは、各棚に扉がついていたという洗面所収納。すべての扉を外して一目瞭然にしたら、家族みんなが使いやすく管理もラクに。


もともとは、各棚に扉がついていたという洗面所収納。すべての扉を外して一目瞭然にしたら、家族みんなが使いやすく、管理もラクに。

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Information

■教えてくれたのは:Emiさん/整理収納アドバイザー。「OURHOMEくらしのレッスンスタジオ」にて整理収納のほか、暮らし全般のレッスンプロデュースも行う。新刊に『子どもと一緒にこんなこと。~あそびと暮らしと部屋づくりのアイデア~』(大和書房)。http://www.ourhome305.com/

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