“自分磨き”は年とともに変わる?年齢別おケイコ事情

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1年の初めには「今年こそ何かしよう!」と心に決め、進学・進級の春には「わたしもひとつステップアップしなきゃ」と思い立ち、秋には「本を読んで知識を増やそう」…。いつでも、そしていくつになっても多かれ少なかれ「自分磨き」には興味があるもの。仕事に活かせるものから趣味で楽しむものまで、「おケイコ」の分野は幅広い。そして「おケイコ」には年齢によっても傾向があるようだ。

社会人の学び事・習い事に関する調査機関である「ケイコとマナブ総研グループ」は、働くミドル(35歳〜49歳)・シニア(50歳〜64歳)のおケイコ事情に関するアンケートを実施。世代別の傾向を発表した。アンケートによると、ミドルでは男女ともに「英語」が3年連続で1位をキープ。また、ミドル・男性では2位に「簿記」、ミドル・女性でも「簿記」や「ワード・エクセル」が上位にランクインし、「仕事に直結する」「教養や知識を深める」ことを目的とした習い事が多い。働き盛りのこの世代では、求人環境の改善による就・転職意識の高まりが影響しているようだ。

また、男性では「ファイナンシャルプランナー」「社会保険労務士」「行政書士」「税理士」など、独立開業に結びつく難易度の高いものや国家資格も多く見られる。趣味の領域としては男性に「ゴルフ」、女性には「ヨガ・ピラティス」がそれぞれ上位にランクイン。

今回初めて調査したというシニア世代でも男女ともに1位は「英語」。さらに女性は、9位に「韓国語」17位に「中国語」がランクインするなど、ミドル世代よりも外国語への興味関心が高いことがわかった。男性は10位までに「簿記」「ファイナンシャルプランナー」「宅地建物取引主任者」「社会保険労務士」など、ここでもビジネス系資格が多数ランクインしている。

上記両世代に「20歳〜34歳」の若年層の調査結果を加え男女別に見てみると、女性では「家庭料理」や「パン」などの料理系のおケイコは、年齢が上がるほど順位を落とし、代わりに「ピアノ」「テニス」などの趣味系おケイコが上位にランクイン。男性では各世代を通じて「英語」や「簿記」をはじめとしたビジネス系おケイコが上位にランキングされ、若い世代でランクインした「家庭料理」「お菓子」がミドルでは姿を消すなどの傾向。学ぶ目的は年齢が上がるにつれて、「好きなことに没頭」や「人との出会いづくり」が上位になる。仕事や子育てが中心になる世代とセカンドライフを見据えた世代のおケイコ事情。それぞれが抱える背景が垣間見えるようだ。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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