最近テレビや雑誌で見かけることが多くなった「電力自由化」。今よりも電気代が安くなるプランの選び方を紹介します。

4月から電力を販売する会社が一気に増えます

【3】電力自由化でトクする方法 画像(1/3) 4月から電力を販売する会社が一気に増えます
4月から電力を販売する会社が一気に増えます

イラスト/とげとげ。

電力自由化とは、一口にいえば「電気を好きな会社から買えるようになる」ということ。これまで1地域を1電力会社が独占していた市場に多くの会社が入ってくるので、競争原理が働いて電気代が安くなると期待したいところですが、「電気代だけで、どんと下がるということは期待できません」と巻口守男さん。「発電にほぼ同じ燃料を使って同じ発電所の設備を使うので、そこで差を出すのは難しいのです。そのため、新規参入する各社は、ガスや携帯料金、インターネットなどとのセット割で大きな割引率を打ち出しています」。プランが複雑になったため、選び方を間違えると損することもあるとか。「会社選びではなく、プラン選びが大事。それにはまず、今の電気の使い方をチェックしてみて」。

電力自由化をざっくり解説!

【3】電力自由化でトクする方法 画像(3/3) 電力自由化をざっくり解説
電力自由化をざっくり解説

イラスト/とげとげ。

日本の電力は全国に10社ある電力会社によって独占されてきました。その一部が4月以降自由化され、多くの会社が参入できることに。電力には、大きく分けて「発電」(電気をつくる)、「送配電」(電気を運ぶ)、「小売り」(電気を売る)の3部門があり、今回自由化されたのは、家庭用の「小売り」の部分。私たちが選べるのは、この「小売り」で、いろいろな割引や特色を打ち出す会社を自由に選べるというわけ。ただし、選べるということは、自分で調べて行動する必要があり、どれでもいいからお任せ、というわけにはいかなくなります。

トクする電力プランの選び方

<1>今の自分の電気の使い方を知る

各社の新プランには「年間最大1万円下がる」「最大5%割引」といった数字が踊っていますが、それだけで決めるのはちょっと待って。「まず、我が家の電気代が毎月どのくらいかかっているのか、電気を主に使うのは昼なのか夜なのか、どんな家電が多いのかなど、“我が家の電気の使い方”を確認することが、プラン選びのスタートです」(巻口さん)。

<2>会社ではなくプランで選ぶ

「『この会社が安い』と飛びつきがちですが、その会社のプランが自分の家のライフスタイルに合っていない場合は、トクにならないこともあります」と巻口さん。「なので会社よりも、プラン選びが大事です。夜電気を使うお宅が、昼間の電気が安い会社を選んでもダメ。例えば、比較サイトでシミュレーションする際に、電気を使う時間帯を変えてみると、最もおトクな会社やプランも変わってくるんです」。比較サイトや各社のHPでじっくり比較するのが正解です。

<3>1~2年たったら見直す

子どもが学校に通うようになった、妻が在宅勤務を始めたなど、数年たつとライフスタイルにも変化が起きます。「契約したらずっとそのままではなく、そのときの生活に合っているかどうかを見直すことも大事」。なお、4月以降も従来プランのまま変えない選択ももちろんあります。来年にはガスの自由化もあり、その際にもセットプランが続々出てくると思われるので、最初から長い期間の契約にするより、しばらく各社の動向を見るという姿勢もいいでしょう。【レタスクラブ】

【3】電力自由化でトクする方法 画像(6/3) 注意! 来年にはガスの自由化も
注意! 来年にはガスの自由化も

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