和食はもちろんカレーにも「しょうゆ」はニッポン代表
日本を代表する発酵調味料、しょうゆ。調味料の「さしすせそ」の「せ」こと「せうゆ」だ。
「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うまみ」が一体となって料理の味に複雑な奥行きを与えてくれる、なんとも奥深い調味料。中でもグルタミン酸など20種以上のアミノ酸が肉や魚の成分と反応し、うまみを何倍にもするパワーはほかの調味料ではできない大きな役割だ。
ちょっと変わった使い方としては、「カレーにしょうゆを加えてみて」と料理研究家・栄養士の青木敦子さん。「カレーの隠し味にしょうゆを加えると、グルタミン酸のうまみがプラスされて、カレーにコクと奥深さが出るんです」。市販の「カレー専用のしょうゆ」を使うのもアリだが、ふつうのしょうゆでもちろんOK。加えるタイミングは火を止める2~3分前。詳しくはこちら。
■しょうゆを加えて仕上げ【食べきりカレー】レシピダイジェスト
(1)にんじんとじゃがいもは皮をむき、にんじんは縦半分に切ってから横薄切りにし、じゃがいもは縦に十字に切ってから横5mm幅に切って水にさらし、水をきる。玉ねぎは縦薄切りにし、豚肉は下味をつける。
(2)フライパンに油を熱し、玉ねぎ、にんじんを炒め、油がまわったら豚肉を加えて炒める。色が変わったら、じゃがいもを加えてよく炒める。
(3)じゃがいもに油がまわって透き通ってきたら、水、にんにく、しょうがを入れてふたをし、5~6分煮る。火を止めてカレールウを加えて溶かし、再び火にかけて、しょうゆ、バターを加えて2~3分煮る。加えるしょうゆは小さじ1/2。皿にご飯と一緒に盛り合わせる。好みで福神漬けを添える。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
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Information
教えてくれたのは、青木敦子さん。料理研究家・オリーブオイルソムリエ・栄養士。
1997年のイタリア・フィレンツェの語学、料理留学を期に50回近くの渡欧により、イタリア、フランス、スペインにて料理を学ぶ。TV、雑誌、イベント、料理教室など多岐にわたり斬新な料理を紹介。『お得版 調味料を使うのがおもしろくなる本』(扶桑社)、『オリーブオイル“冷えとり"レシピ』、『寝かせおかず 時間が経つほどおいしくなる まとめて仕込む作りおきレシピ』(誠文堂新光社)など著書多数。2016年6月現在、実践女子大学大学院博士前期課程に在学中。
詳しいレシピはこちら!食べきりカレー
しょうゆの奥深さをもっと知りたいなら、こちらのコミックエッセイが分かりやすい
『味付け上手になれる 調味料使いこなし手帖』
1997年のイタリア・フィレンツェの語学、料理留学を期に50回近くの渡欧により、イタリア、フランス、スペインにて料理を学ぶ。TV、雑誌、イベント、料理教室など多岐にわたり斬新な料理を紹介。『お得版 調味料を使うのがおもしろくなる本』(扶桑社)、『オリーブオイル“冷えとり"レシピ』、『寝かせおかず 時間が経つほどおいしくなる まとめて仕込む作りおきレシピ』(誠文堂新光社)など著書多数。2016年6月現在、実践女子大学大学院博士前期課程に在学中。
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