ギュっと甘い「干しいも」&「干し柿」、実はダイエットの味方だった

#美容・健康   

秋の味覚の代表選手、おいもと柿。とれたてもおいしいけれど、甘みがギュギュっと凝縮されてねっとり食感に生まれ変わった「干しいも・干し柿」もしみじみと幸せになれる味わいですよね。

でも、芋の炭水化物やフルーツの果糖は太るよね……と避けている女子も多いのではないでしょうか。ところが「microdiet.net」の調査によると、どちらも美容に欠かせない栄養素がたくさん含まれているうえに脂肪分がほとんどないという「ダイエット向けの自然派ヘルシースイーツ」なのだとか。その理由にズームイン!

■干しいもは、むくみや便秘解消に役立つ栄養素たっぷり。

「干しいも」はさつまいもの皮をむき、ゆでてから干して作られる食べ物。干しいもに整腸作用のある食物繊維が多いことは広く知られていますが、実はカリウムも豊富。カリウムは体内の塩分濃度を適正に保つため、むくみの解消に役立つのです。

さらに特筆すべき成分は「ヤラピン」というさつまいもだけが持つ糖脂質。さつまいもを切ったときに、包丁につく白いアレの正体です。昔から「緩下剤」として知られ、食物繊維との相乗効果によって便秘解消に役立つのだとか。その他、若返りのビタミンといわれるビタミンE、銅、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸なども多く含まれ、まさに栄養の宝庫。

一方糖質(炭水化物)も多いので、食べ過ぎれば当然カロリーオーバーにつながりますが、原料のさつまいもはGI値(グリセミック・インデックス)が55と、他の芋類よりは低いという特徴が(じゃがいもは90)。GI値とは食べ物が人の体内に入り、ブドウ糖に変わって血糖値を上昇させるスピードを測定して数値化したものでこの数値が0に近いほど血糖値の上昇率は低く、太りにくい食べ物とされています。

カロリー面では、1枚約25gなら80kcalなので、1日2枚までが目安。良く噛んで食べれば、腹持ちのよさがさらに増すので、食事を控えめにして小腹がすいたときなどにもってこいです。

■干し柿は、便秘解消&美肌づくりにぴったり。

柿は糖質が多いフルーツですが、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、干すことでその成分は凝縮されます。干しいもと同じく干し柿にも食物繊維が多いほか、ミネラルはマンガンやカリウムが豊富に含まれるそう。マンガンは消化を助け、カリウムはむくみの解消に役立ちます。また、干すことで増加する栄養がβ(ベータ)カロテン。干し柿にすることで、生の3倍以上にもなるというから驚きです。

βカロテンは体の錆び付き防止作用が非常に高く、美容や健康の維持に活躍する成分です。体内に入ると必要量がビタミンAに変換されて皮膚や粘膜を健康に保つ働きをするので、美肌づくりを強力サポート。さらに干し柿に含まれるポリフェノールの一種であるタンニンは抗酸化作用があり、エイジングケアや美容効果が期待できるといわれています。ただ、タンニンは摂取しすぎると便秘や鉄分の吸収を妨げてしまうというデメリットもあるので、たくさん食べればいいというものでもないよう。

カロリーは大きさや種類によって多少異なりますが、1個あたり約100kcal。おやつに食べるなら1個までを目安にしましょう。

干しいもも干し柿も、ダイエットに活かすなら、温かいお茶などの水分と一緒にとるのがポイント。甘みがとても強く噛みごたえもあるので、少量でも十分満足できるでしょう。

食べたいものを無理にガマンするのは、ストレスのもと。ダイエット中に甘いものが食べたくなったら、干しいも&干し柿という栄養が凝縮された「自然派 和スイーツ」を上手に取り入れてみて。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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