「女の悩み」にズバリ回答!「35歳…おばちゃん化する自分をどう受け入れたら?」

#くらし   

夫、しゅうとめ、親族、恋人、人間関係、仕事、子育て、将来の不安…年が明けてもつきることのない「女の悩み」。きょうからお仕事という家庭も多いでしょうが、ことしも心が軽くなる回答をしていきます! 今回はエッセイストの高山真さんがお答えします。

【お悩み】

22歳のときから13年、同じ職場で接客の仕事をしています。35歳になり、“おばちゃん”になったなと感じます。年は人間平等に取っていくもの、と分かってはいるのですが、お客さんの態度はがらっと変わり、職場の人からも「老けたなあ」といわれる始末。ほっといてほしいものをなぜ、わざわざいうのか……。自分の年齢を受け止め、若い頃のほうがよかったと愚痴らないようにするにはどんな考え方をしたらよいでしょうか。(香川県 マンモスっこ 35歳)

【高山さんの回答】

ご相談を読んで「本当に知的な方だわ」と思ったの。だって、あなたはすでに、「変えるべきは、自分自身のものの考え方」だと分かっているんだもの。あれこれいってくる周りのことばをウザく感じるのは、本当によく分かる。ただね、私の経験上、相手のことばにイライラするのは、「そのことばにうなずく部分もある、そんな自分にもイライラする」って原因もあるのよね。私の場合、17歳のときからジャンヌ・モローというフランスの大女優が大好きなの。彼女は今、88歳。ちゃんと年齢を重ねて、シワも全く隠さず、話す内容や立ち居振る舞いは深みやエレガンスを増していく。そんな彼女が、大きな目標。あなたも、そういう「大先輩」を見つけたらいかがかしら。彼女たちの考えやことば、作品に触れることは、自分の未来の可能性を広げることにもつながるはずよ。本当に好きなことや、心から追求したいものが明確になるにつれ、外野の声はどんどん気にならなくなってくる。あなたにも、その充実感や楽しさを知ってほしいと心から願ってるわ!【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

 

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Information

回答者:高山 真さん
たかやままこと/エッセイスト。鋭くも温かい目線で、文芸誌から女性誌まで幅広く執筆する“知的ゲイ”。最新刊『恋愛がらみ。』(小学館)も好評発売中。

イラスト(高山さん似顔絵)=伊藤和人

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