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食材事典

かき
撮影:貝塚 隆

かき

「海のミルク」と呼ばれるほど、栄養価が高く、うまみも豊かなかき。広島、宮城、岩手、北海道などが主な産地で、旬の冬は、身がよく肥えて風味も増します。和洋中いずれの料理でも楽しめます。

選び方
殻つきかきの口はかたいので、はずすのに慣れていない人はむき身がおすすめ。身がふっくらとしていて、乳白色で光沢のあるものが新鮮です。なお、「生食用」と「加熱用」のかきの違いは、鮮度ではありません。かきは魚介類の中でも中毒の例が多いため、規定の細菌量を下回る水域のかきだけが、無菌処理をして「生食用」として売られています。
出回り期


■ 最盛期
■ 出回り期
流通量の多い「真がき」は、主に10月から2月に出回り、春から夏は流通しません。また、流通量は少ないものの、夏を中心に出回る「岩がき」も美味です。
栄養
栄養価が高く「海のミルク」と呼ばれるほど。たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン類、ミネラルなどをバランスよく含みます。エネルギー源になるグリコーゲン、貧血予防になる鉄や、その働きを助ける銅、コレステロール低下の効果が期待できるタウリンも豊富です。なかでも鉄は8個ほどで1日の必要量の半分がとれます。うまみ成分のグリコーゲンも旬に含有量が増えるので、出回り時期に食べるのが効果的。
ここがポイント 〜かき〜
Point1●基本の扱い方
海水程度の濃さの塩水でふり洗い
1)海水濃度(3%)ぴったりに塩水を作らなくても、ボウルに水を入れて大さじ1杯程度の塩を入れればOK。
2)1粒ずつ塩水の中でふり洗いする。ひだのところは特に念入りに洗い、そのあと流水でさっと洗う。水っぽくなるので、水に長くつけすぎないように注意。
よりきれいに仕上げたいときは大根おろしを使って
A:よりぬめりやよごれを取りたいなら、大根おろしで洗うのがいちばん。ふり洗いしたあと、流水で洗い流す。
B:かきから出た汚れなどで大根おろしが写真のように黒くなります。
殻の残りをチェック
かきの貝柱の部分には、殻が残っている場合があるので注意して。軽く手でさわって確かめ、殻がついている場合は除きます。
水きりはしっかりと
かきに洗った水がついたままだと、水っぽくなって味が落ちてしまうので、ペーパータオルの上にのせて水をきります。揚げものに使うときは、水分があるとはねるので、上からも、ペーパータオルでそっと押さえて。
Point2● ふっくらのコツは
さっと湯通しします
炒めたり、フライにする前に湯通しします。表面を加熱することで膜ができ、再加熱しても縮みにくくなります。熱湯につけるとすぐにぷくっとふくらみ、身が白っぽくなるので、すばやく引き上げて。生食用でも気になる場合は、軽く火を通すと安心。ざるに入れて熱湯にさっとくぐらせ、すぐに氷水にとって身を締めます。

※食材の出回り時期は、あくまでも目安です。表示されていない時期でも出回っているものも多くあります。また、地域によっても差異がありますので予めご了承ください。


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