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食材事典

にんじん

にんじん

赤い色が食欲をそそる、緑黄色野菜の代表。生で、煮る、炒める、揚げるなど、さまざまな調理法で使われます。体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが豊富です。真っ赤な金時にんじん(東洋系の品種で京にんじんなどがある)を除くと、流通するほとんどがオレンジ色のヨーロッパ系のにんじん。日本全国で栽培され、年じゅう出回ります。若い葉は食べられるので、かき揚げなどに。

選び方
皮の色つやがよく、ずっしりとしたものを。葉のつけ根がやわらかいのは、古くなった証拠。葉のつけ根のあたりが緑色になっているものは、日光に当たったためで、味が落ちていることもあります。すらりとしておらず、イボイボのあるものは、虫食い状態のことも。切ると色の薄いしんの部分がありますが、ここはかたいので、芯部の小さいものがよい品です。
出回り期
北海道から沖縄まで日本全国で栽培され、種をまく時期も、春まき、夏まき、冬まきとあって、通年で回っています。
栄養
英語のキャロットの語源は“カロテン”。
にんじんに豊富に含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わって、細胞を強化し、体の抵抗力を高めます。活性酸素の働きを抑え、粘膜を強化するため、風邪などの感染症から体を守ります。また、造血作用もあるので、貧血や低血圧、冷え性の改善にも。
β-カロテンは油に溶けやすいので、油を使った料理にすると効率よく摂取できます。ビタミンCも豊富ですが、含まれる酵素・アスコルビナーゼがビタミンCを破壊する性質があるため、加熱したり酢を加えたりして、酵素を壊す調理法に。そのほか、塩分を排出するカリウム、おなかにやさしいペクチンなども。葉にも、ビタミンやミネラルが豊富に含まれます。
基本の扱い方 〜にんじん〜
 
皮をむく
1)茎のつけ根から7〜8mm内側に包丁を入れて、へたを切り落とします。
2)皮をむいてから使う長さに切ります。にんじんの皮をむくには皮むき器がおすすめ。縦方向にむいて。
輪切り
横にして小口から厚さをそろえて切れば、輪切りに。厚さは、料理に合わせて調節を。
いちょう切り
1)作りたい分量の長さに切り、縦四つ割りにします。
2)四つ割りにしたうちの2本を、切り口を下にして置き、端から薄切りにします。厚さを揃えて切ると、火の通りが均一に。
せん切り
1)皮をむき、斜め薄切りにします。
2)これを少しずつずらして重ね、端から細く切ります。
3)縦薄切りにしてからせん切りにしても。この場合、4〜5cm長さに切ったら、縦に薄切りにします。このとき、端を1枚切ったら、その切った面を下にして置くと、安定して切りやすくなります。
4)これを少しずつずらして重ね、端から細く切ります。
短冊切り
1)4〜5cm長さに切ったら、縦に1cm厚さに切ります。
2)端から薄切りにします。
あられ切り
さいの目切り(約1cm角)よりさらに細かく、約5mm角に切る角切り。
1)4〜5cm長さに切ったら、5mm厚さの薄切りにします。
2)これを5mm角の細切りにしたら、端から5mm幅に切って、立方体にします。
ねじ梅
野菜を花の形に切る「花形切り」の一つで、立体感のある梅の花の形にしたもの。煮ものなどに。
1)にんじんは皮をむいてから7〜8mm厚さの輪切りにし、花形の抜き型を使って、抜きます。
2)花びらの境目5カ所全部から中心に向かって、包丁の刃元を使って2〜3mm深さの切り込みを入れます。
3)花びらの中心から、左側の境目の切れ込みに向かって、包丁の刃元を斜め下向きに進め、薄くそぎ落とします。これを花びらごとに繰り返します。

※食材の出回り時期は、あくまでも目安です。表示されていない時期でも出回っているものも多くあります。また、地域によっても差異がありますので予めご了承ください。


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