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食材事典

さつまいも
撮影:貝塚 隆

さつまいも

秋の味覚の一つ、さつまいも。ほくほくして甘く、おかずやおやつに人気です。原産は中南米といわれ、日本へは17世紀に伝わりました。薩摩藩(現在の鹿児島県)から全国に広まったとか。食物繊維が多いヘルシー食品なので、おかずとしても、もっと食べたい素材です。皮の色は、赤紫や黄、白、肉色は白、黄、だいだい色、紫などがあります。関東では「紅あずま」、関西以西では「高系14号」が主流。焼酎の原料としても使われます。

選び方
太く、円柱形の両端がとがった紡錘形のものが良品。皮はつやがあり、色が均一で、デコボコがなくなめらかなものを選んで。毛穴が深く、ひげ根のあるものは繊維が多いことがあります。黒い斑点があるものは、貯蔵時に低温障害を受けて味が落ちているので避けましょう。
出回り期


■ 最盛期
■ 出回り期
低温に弱いのですが、貯蔵技術の進歩により、現在は、一年を通して流通しています。
初夏から秋にかけては、茨城、千葉、徳島、宮崎などで収穫されたものが多く出回ります。
栄養
成分の多くはでんぷん質ですが、カロリーは米の1/3以下。みかんと同じくらいのビタミンCを含み、加熱しても6割以上残ります。食物繊維も、水溶性、不溶性ともに多く、便秘を予防し、体調を整えます。
ここがポイント 〜さつまいも〜
Point1●基本の扱い方
洗う
土など汚れがついている場合は、指でこすって水洗いを。最近はきれいに洗って売られているものが多いので、たわしでゴシゴシ洗う必要はありません。また、力強くこすりすぎると赤い薄い皮が破れ、皮つきのまま調理する際、仕上りが美しくないので注意して。
水につける
調理に合わせて切ったそばから水につけるのが、色よく仕上げるコツです。切り口が空気に触れて時間がたつと、でんぷんが黒く変色しますが、水につけることで、でんぷんが水に流れ出て、変色を防ぐことができます。さっと混ぜて水をきります。
皮をむく
いつものおかずでは皮をむく必要はありませんが、正月のきんとんや、スイートポテトなどの菓子を作る場合は、皮を厚めに(約3mm)むきます。皮の近くは繊維が多いので、厚くむくことで、裏ごしなどをする場合もなめらかに、色よく仕上がります。
Point2●切り方
輪切り
横にして置き、端から料理に応じた厚さに切ります。
拍子木切り
料理に応じた厚さの輪切りにしたものを重ねて、5〜6mm幅に縦に切ります。
角切り
料理に応じた厚さの輪切りにして、拍子木切りにしたら、横にして端から1cm幅に切ります。

※食材の出回り時期は、あくまでも目安です。表示されていない時期でも出回っているものも多くあります。また、地域によっても差異がありますので予めご了承ください。