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食材事典

わかめ
撮影:貝塚 隆

わかめ

ローカロリーなうえ、ミネラルの豊富なわかめは健康のためにも積極的にとりたい食材。旬の春には生わかめも出回るので、シンプルなあえものなどで味わうのもおすすめです。

選び方
わかめは鮮度が落ちやすいので、乾燥わかめに加工されたものや、湯通しして塩蔵にしたものが年中出回っています。
「生わかめ」として売られているものも一度湯通しされています。生わかめは、黒ずんだものは鮮度が落ちています。つやがあって、弾力性に富んでいるものを選びましょう。葉も茎もやわらかく、生で食べたり、しゃぶしゃぶなどに最適です。ただ、いたみやすいので早めに食べきりましょう。
出回り期


■ 最盛期
■ 出回り期
生わかめのほかに、市場に出回っているわかめの大半は塩蔵わかめ。こちらは年じゅう手に入ります。
栄養
甲状腺ホルモンの生成に欠かせない成分で、髪や皮膚の健康を保つヨウ素を多く含みます。わかめのヌルヌル成分は食物繊維のアルギン酸。体内でナトリウムを吸着・排出して高血圧を防いだり、血中コレステロール値を下げる働きをします。また、排せつを促進するので便秘にも効果アリ。水溶性なので、もどしすぎると水に溶け出してしまうので注意して。そのほか、ベータカロテンの一種のフコキサンチンや、血圧の上昇を抑制する働きをもつカリウム、骨や歯の健康に欠かせないカルシウムなど、ミネラル類も豊富です。
ここがポイント 〜わかめ〜
Point1●わかめの種類
(左)カットわかめ、(右)塩蔵わかめ
カットわかめは乾燥加工されたもので、水でもどしてすぐに使えて、汁ものに直接加えることもできるので便利です。塩蔵わかめは、塩を落として軽くもどしてから使います。
保存がきく乾燥わかめ
生わかめをそのまま乾燥させた素干しわかめ、草木灰をまぶして乾燥させた灰干しわかめや、細かく裁断されたカットわかめなどさまざまな種類があります。いずれも保存性にすぐれますが、水にもどすと約8〜10倍に重量が増えるので分量を加減して使いましょう。
Point2●もどす
塩蔵わかめはさっと塩を落としてから
1)塩蔵わかめは水で洗って塩を落とします。
2)両手で水を絞ります。この間にほぼもどるので、このあとで水にひたさなくても大丈夫。完全にもどってない場合は、5分ほど水に浸します。逆に浸水時間を長くとりすぎると、食感が損なわれるので注意して。
乾燥わかめ
1)一口大に切って乾燥してあるので、もどしたらそのまま使えます。みそ汁に入れるときはもどさず乾燥のまま、みそを溶き入れたあとに加えればOK。
2)もどすと量が約10倍になるので、分量には注意。2人分なら「ひとつまみ」が目安。
熱湯にくぐらせる
1)ゆでるときは手早く。わかめを菜箸ではさんだまま熱湯にさっとくぐらせます。
2)すぐに冷水にとれば、鮮やかな緑色になり、歯ざわりのよさも保てます。湯通しすると、もどしただけより多少、保存もききます。
茎があるときは除きます
葉の中央にある茎はかたいので、除いて使いましょう。切り離した茎も刻んであえものなどに使えます。春ごろまでの生わかめの茎なら、やわらかいので、一緒に調理しても。
食べやすい長さに切る
切るときは細くまとめ、長いものはたたんで長さを揃えると切りやすくなります。端のかたい軸が気になる場合は、切り落としても。

※食材の出回り時期は、あくまでも目安です。表示されていない時期でも出回っているものも多くあります。また、地域によっても差異がありますので予めご了承ください。


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