買って住みたい街のランキングに異変! 首都圏では郊外のあの街が大躍進

#くらし   


新しい生活をする街選びの参考になる「住みたい街ランキング」。今回は、首都圏のランキングを紹介!
※本記事は4月13日発売の「家を買Walker」(KADOKAWA)の一部を抜粋、再編集したものです。

2020年1月29日~12月31日のアンケート調査によるランキング


2021年の首都圏「買って住みたい街」ランキングは、昨年まで続いていた「都心集中」の傾向と、住みたい街の「郊外化」が同時に現れる結果となりました。1位の「勝どき」は、2020年に続いてトップを維持。2019年の16位から大きく順位を上げ、東京オリンピックの選手村跡としての資産価値に引き続き注目が集まっています。また「白金高輪」が前回の19位から大きく上昇して2位、「牛込柳町」が前回の210位から19位へと急上昇。2020年に大型開発が行われ、物件が多く分譲された都心エリアが話題と人気を集めました。前回2位の「恵比寿」も9位、同3位の「三鷹」も4位を維持し、職住近接が叶う都心エリアの人気は依然として高いのがわかります。
一方、コロナ禍でテレワークに切り替える人が増えた結果、郊外エリアも人気に。「本厚木」は前回11位から3位に上昇、同15位から7位となった「柏」や、同42位から11位に上昇した「橋本」、14位「平塚」(同39位)や16位「朝霞」(同29位)などが躍進し、都心と郊外への“二極化”が顕著になっているといえます。

神奈川県の中央に位置し、自然豊かな厚木市の中心「本厚木」


今回3位に入った「本厚木」は、小田急小田原線の快速急行、急行、ロマンスカーなどすべての列車が停車し、新宿まで乗換なしで約1時間と好アクセス。大手町方面へも千代田線直通で通勤に便利だ。ここ10年ほどで駅前が整備され、ショッピングセンターや飲食店が充実。駅周辺には行政機関や公共施設が集まり、生活利便性も高い街です。駅から徒歩10分ほど行くと、落ち着いた住宅エリアが広がり治安も良好。テレワーク需要の増加で、過ごしやすい郊外エリアの人気が高まった結果、注目度が上昇しました。

にぎわう市街地に対し、大きな公園もあり自然も楽しめる


JR常磐線で上野、東京、品川まで1本でアクセスできる「柏」は7位に。各駅停車は東京メトロ千代田線に直通運転しており、大手町や日比谷方面へも通勤しやすいのが特徴です。東武アーバンパークラインで埼玉方面ともつながっているため、交通利便性の高さから人気のベッドタウン。駅東口のペデストリアンデッキはビックカメラやマルイなどの大型商業施設とつながり、買い物には困らないのもいいところ。駅北側は分譲マンションエリアで、徒歩10~15分も行けば戸建てを中心とした住宅街。広大な公園やスポーツ施設もあり、落ち着いた住環境と生活利便性のバランスに優れています。

リニア中央新幹線開業にむけ注目を集める


2027年を目処に開業が予定されているリニア中央新幹線の停車駅となる「橋本」も11位と上位に。「神奈川県駅(仮称)」の開業を前に再開発が進み、今後も発展が見込まれます。近年は横浜線沿線の再開発も進んでおり、その影響もあってますます人気が上昇中。交通の便も良く、JRで横浜駅まで約50分、京王線の京王ライナーを利用すれば新宿まで40分でアクセスできることから、東京、横浜のベッドタウンとして安定した人気を誇ります。駅周辺には多くの商業施設があり、買い物も便利。徒歩5分ほどのエリアには、昔ながらののどかな住宅地が広がっています。

※ランキング出典:LIFULL HOME'S「買って住みたい街ランキング/借りて住みたい街ランキング」対象期間:2020年1月1日 ~ 2020年12月31日。対象者:LIFULL HOME'S ユーザー。首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象とした。集計方法:LIFULL HOME'S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名をそれぞれ集計。分析:LIFULL HOME'S 総研。

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