トイレットペーパーを替えるのは私だけの仕事!?そんなのありえない!/主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件(5)

#育児・子育て 
家事のすべてをシュフがしているのはおかしい!

『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件』5話【全6話】


「育児ってどうしてこんなに大変なんだろう…」お子さんをお持ちの方がそう考えるのは、一度や二度ではないはず。元サラリーマンで主夫の河内瞬さんは、主夫になったばかりの頃「仕事や高齢者の介護と比べて、大変さがわかってもらえない…」と感じていたそうです。

子どもを部下に例え、斬新な視点で家事育児の大変さを描く『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件』から、「トイレットペーパーを替えるのは私だけの仕事!?そんなのありえない!」のエピソードをお送りします。

※本作品は河内瞬著の書籍『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件』から一部抜粋・編集しました

家事を会社の仕事にたとえると


【画像を見る】会社で言えば総務、経理、事務、営業全て一人でやっているようなもの


名もなき家事とは本当によく言ったものです。

家事とは掃除洗濯料理がすべてではない。比重としてはこの三つが大半を占めるが、この名もなき家事も決して簡単というわけではないし、量が少ないということもない。むしろストレスに関して言えば、主な家事よりストレスがたまる。答えは簡単で、家族が家事と認識していないから。

親の手伝いをする、シュフの手伝いをする。このように家事をやるという習慣があっても、家事と認識していない家事であれば、そもそも目がいかないもの。現に家事をよく手伝ってくれる子どもたちでもティッシュペーパーの箱もトイレットペーパーも俺が言うまで替えたことがなかったな。

「名もなき家事」をシュフしかしないのがストレス


なくなったティッシュペーパーの箱やトイレットペーパーを替えるのは名もなき家事の代表例だけど、人は意識しないとやらないものだ。この答えも簡単で、家事は老若男女を問わず面倒くさいから。ティッシュペーパーの箱やトイレットペーパーを替えるという数秒で終わることですら、面倒に感じるものだ。

そして満足感がないのも大きい。子どもが親を手伝うのはほぼ100%褒めてもらうためだけど、名もなき家事は褒められにくい。簡単だから親も雑に「ありがとう」で終わり。これでは親に褒められた! うれしい! とはなかなかならないでしょう。すると子どもは進んでやろうとはしない。

まぁ大人でも面倒なんだから子どもならなおさら面倒に感じて当たり前。また、これは普段から「シュフが大変そうだから手伝う」という認識で家事をやっているパートナーも同様。が、ここで一つ問題がある。

名もなき家事も掃除洗濯料理と同様、誰かがやらなければタスクは残り続ける。そして皆が面倒に感じてやらない。するとどうなるかというと、結局シュフがやるしかなくなる。これがかなりのストレスになってくるのだ。

名もなき家事は、1回1回のストレスは掃除洗濯料理に比べて微量だけど、その種類は多い。だから少ないストレスがどんどんたまっていき、ストレスで圧迫された状態に掃除洗濯料理のストレスが重なる。それが引き金となって爆発するのだ。

つまりこの名もなき家事を家族がやってくれれば、シュフのストレスは大幅に軽減されるということ。ストレス爆発も起こらなくなると思う。

家事のすべてをシュフがやる必要はない


家事をするのはシュフの役割だ。だがそれはシュフがメインでやるという意味であり、そのすべてをシュフがやらなければならないという意味ではない。それに家事は生活する上で発生するタスクだ。乳児からお年寄りまで、生きている以上必ず発生する。それをシュフの仕事だからと、丸投げするのは無責任。料理などの手間がかかる家事は手伝おうとすると時間がかかるし、一連の流れがある。一人で解決できるトイレットペーパーやティッシュの交換のようなことは、シュフ側の予定が狂うわけではないし、助かる。

何より、気づいて動いてくれる小さな優しさがうれしいのだ。

掃除洗濯料理などの名前のある家事をシュフがやるのは百歩譲って仕方ないとして、名もなき家事はシュフ以外がやってほしい。その方が効率もいい。家事とは生きるために必要な仕事なのだから、家族全員で取り組むべき。夫の皆さん、今からでもすぐに実践できるので、見て見ぬふりをしないでやってみてください。

著=河内瞬/「主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件」(主婦の友社)

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