仕事をやめないとお酒をやめられない!そう信じて退職したら…/人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話(11)
現在はのんびり平和に生きているというアラサー会社員かどなしまるさん。
しかし数年前、新卒で入った会社で働いていたころは朝起きたらお酒を飲まないと出勤できない「アルコール依存症」でした。
当時普通のメーカーに勤務していたものの、人間関係は「ハズレ」だったと言います。
人格を否定して怒鳴り散らす上司、パワハラで通報された過去のある先輩…。業務中は一切雑談もなくギスギスとした職場は居心地が悪く、課長や先輩に話しかけることはもちろん、席を立つのも怖いと感じる日々でした。ある日、その苦しみから逃れるために「たった一杯だけ」と出勤前に手を出したカルーアミルク。その一杯をきっかけに、依存症に陥っていきます。
通勤途中にお酒をコンビニで買い、駅のお手洗いで一気飲み。そしてできあがってから出勤。日に日にお酒の量は増えていきます。
そんな時、大好きな双子の妹と一緒に暮らすことになり、なんとか立ち直れると思ったのですが、職場は変わらず辛いまま。そのため「朝の飲酒はやめる」という妹との約束を破り、再び飲酒生活に。お酒を捨てられると泣いて暴れまわるかどなしまるさん。ついには妹から「お酒が抜けないうちは話しかけてこないで」と告げられて…。
「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでの出勤が常習化し、転がり落ちるように依存症の沼にハマっていく著者の体験と、そこから努力をして這い上がっていく様を描いた手に汗握るコミックエッセイ『人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話』。かどなしさんがお酒におぼれていくエピソードは、誰でも陥る可能性のある依存症の怖さを教えてくれます。
※本作品はかどなしまる著の書籍『人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話』から一部抜粋・編集しました
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