部屋は荒らされぐちゃぐちゃに…犯人はこの中にいる! 「探偵のねこ」/ねこむかしばなし(19)

#趣味   

◆鬼婆とねこ

決して覗いてはならんぞ…

◆元となったむかしばなし

安達が原の鬼婆
あるところに一人のお坊さんがいました。山で修行をしていたお坊さんですが、気づくとすっかりあたりは暗くなっており下山もままなりません。
そんな時、一軒のあばら家を見つけます。お坊さんは住んでいた老婆に頼みこみ、1泊させてもらうことになりました。その時、老婆に「この扉は開けないでください」と言われます。しかし夜になり、扉の奥から聞こえる「ぴちゃ…ぴちゃ…」という音が気になったお坊さんが扉を開けると、大量の人間の骨がありました。
老婆に化けていた鬼婆は怒り、逃げ出したお坊さんを追いかけます。お坊さんが走りながら念仏を唱えていると、如意輪観音が現れて老婆を倒します。お坊さんは間一髪逃げきったのでした。

次ページ:皿屋敷のねこ(3/3)

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)