【今ドキ大掃除は分散型という新事実】最も掃除したい場所2位は窓ガラス・サッシ、1位は…。子育て主婦337人の大掃除事情

#くらし   
子育て主婦の年末大掃除事情

気づけばもう12月。そろそろ大掃除に取りかからねばとは思いつつ、何から手をつけていいか考えるだけでへとへとになってしまいますよね。そもそも年末の慌ただしいこの時期、大掃除をしようと思ってもなかなかできない…!

調べてみたところ、大掃除の由来は平安時代から行われている「煤払い(すすはらい)」という宮中行事。一年間で積もり積もった煤を払い、新年の神様を迎える準備をするというもので、それが風習として今に伝わっているのだそう。

大掃除は大変だけど、神様を迎える準備なんて、素敵な風習ですよね。それにやっぱり、一年の汚れを落として新たな気持ちで新年を迎えたいもの。そこでレタスクラブでは、子育て主婦の大掃除事情についてレタスクラブアンケート部の皆さんに尋ねました。(2021/11/10~2021/11/14実施:回答者1542人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の子育て主婦337人の回答を抽出)。大掃除のコツや便利グッズなど、大掃除がラクになるお役立ち情報も聞いてみました!

【子育て主婦の大掃除は年末集中型より時期分散型】


家事、育児、仕事など、多忙な日々を送っている子育て主婦たち。いったいどんなタイミングで大掃除をしているのでしょう?大掃除のスケジュールについて聞いてみました。

子育て主婦の大掃除は時期分散型


今年の大掃除の予定について教えてください

年末に限らず時期を分散してする…194票(57.6%)
年末にまとめてする…81票(24.0%)
まだわからない…38票(11.3%)
しないと思う…19票(5.6%)
その他…5票(1.5%)


年末に「まとめて大掃除をする」家庭は、全体の約1/4と意外と少なめ。「年末に限らず時期を分散」して行っている人が半数以上を占めました。毎日やることが山積みな子育て主婦にとって、大掃除のためにまとまった時間をとることはなかなか難しいようです。具体的にどう分散しているかについては、
・「11月頃から毎週末に少しずつやります」
・「換気扇などは夏場に洗っています。外で水を使っても気持ちいいし汚れも落ちやすいので」
・「お盆やGWの連休に掃除をします」
・「秋の季節、水を使うのが冷たくない時期に、窓拭きやガスコンロを掃除」
・「温かいうちにカーテンや厚みのある洗い物の掃除を終わらせておく」
・「週末、燃えるゴミの日の前日などに」

など、寒い季節を避けたり、週末に少しずつ行ったりなど、効率的に大掃除を進めるための工夫が見られました。

時期は分散して行う人が多かったいっぽうで、そのスケジュールを事前に細かく立てているかというと、「きちんと立てる」と答えた人は4%弱とかなりの少数派。「ざっくり立てる」「あまり立てない」という人が、それぞれ約4割という結果になりました。確かに、ガチガチにスケジュールを固めてしまうと、それがプレッシャーにもなるし、できなかった時のストレスも大きくなってしまいますよね。
・「天気や自分の体調で、できる時に進めていく」
・「夫婦とも休みが取れた日に」
・「ざっくり計画を立てて、予定を前倒ししていく」

など、その時々の状況に応じて大掃除を進めていっているようでした。

いっぽう、「きちんと立てる」派の意見としては、「夫と2人で平日に休みを取り、子どもが学校や園に行っている時に集中して行う」という人も。子どもがいると、思うように掃除が進まなかったりもするので、大人だけで集中する時間を確保するというのも、子育て世代ならではのアイデアといえそうです。

【大掃除で取り組みたい箇所はどこ?】


ひとくちに大掃除と言っても、やることが多過ぎてどこから取りかかればいいかわからなかったりもしますよね。「やり出すとどんどん箇所が増え、年内に終わるか不安になる」という声も聞かれるほど、やろうと思えば無限に出て来る掃除箇所。もちろん家中ピカピカにできるのが理想ですが、当然のことながら時間にもマンパワーにも限りがあります。そこで、「最も重点的に大掃除をしたい箇所」について尋ねてみました。

最も重点的に大掃除したい場所はどこですか?

1位…換気扇(29.7%)
2位…窓ガラス・サッシ(13.4%)
3位…不用品の廃棄(11.3%)
4位…お風呂(10.1%)
5位…コンロ周り(6.8%)


最も多かったのは普段なかなか掃除することのない「換気扇」。一年溜まった油汚れでギトギトな「換気扇」は、大掃除の最重要案件に位置付けている人が多かったようです。次いで、砂埃や手垢のついた「窓ガラス・サッシ」、年越し前に片づけてしまいたい「不要品の廃棄」、水垢やカビをもう見て見ぬふりできない「お風呂」、油汚れが気になる「コンロ周り」などに、重点的に取り組んでいきたいという声が多く集まりました。

【しつこい汚れも簡単キレイに!おすすめ大掃除ツール】

子育て主婦が愛用している大掃除ツールは?

大掃除に取り組みたい意欲はあるものの、一年の汚れが溜まった箇所は掃除するのも一苦労だったりするもの。
・「換気扇の油汚れがなかなか取れずに毎年悩みます」
・「どの汚れにどの洗剤を使えば効果的なのかわからない」
・「手が届かないところはどうやればいいのか」
・「細かいところがうまくいかない」

など、掃除をするうえでの悩みは尽きないようです。そこで、大掃除をラクにするために、子育て主婦たちはどんなツールを愛用しているのかも聞いてみました。

洗剤では、
・「ウタマロクリーナー。床が綺麗になります」
・「オキシクリーン。浴室の床や換気扇のパーツなどをつけ置きできます」
・「マジックリン。キッチン周りはマジックリンでほぼほぼ落ちます」

などの商品が人気を集めたほか、「重曹・クエン酸・セスキがあればとりあえず安心!」という声も。ちなみに、重曹は鍋の焦げ付きや壁や床などの皮脂汚れ、クエン酸は水垢や石鹸カス、セスキ炭酸ソーダはキッチンの油汚れに効果的です。

掃除グッズとしては、
・「メラミンスポンジ。油汚れで掃除しにくいキッチンの壁も、メラミンスポンジを使うと簡単にとれる」
・「網戸用のスポンジ。わざわざ外して水洗いしなくても、モコモコのスポンジで2~3回拭くと、汚れがスッキリ落ちる。片面だけ拭けばOKなのもラク!」
・「ペットボトルにつけるブラシ。砂がたまりやすいサッシも、これで水をドバドバ流しながらこすればあっという間にキレイに」

など、100均のお掃除グッズに人気が集中。使い捨てでお手入れ不要なため、時短が叶うのも子育て主婦にとってはうれしいポイントのようです。また、
・「細かい部分は歯ブラシで洗う」
・「棒にいらない布切れを巻き付けて、狭いところや細い隙間などに使う」
・「使い古しの衣類やタオルであちこち掃除して捨てる」

など、家にある不要品を掃除グッズとして活用するというアイデアも。お金もかからず、家も綺麗になり、不要品の処分にもなるから、とても効率的ですよね。

100均や不要品など、リーズナブルな使い捨てグッズが好まれるいっぽう、お値段は少々張るものの支持を集めていたのが高圧洗浄機。洗車をはじめ、窓や外壁、ベランダなど、面倒な掃除が一気にラクになったという声が多数寄せられました。掃除時間を大幅に短縮できるというのは、やはり忙しい子育て主婦にとっては大きな魅力。ましてや年末の寒い時期の外掃除なんて、一秒でも早く終わらせたいものですよね。そういったニーズが、大掃除の負担を劇的に減らすことのできる高圧洗浄機の人気につながっていたようです。

また、掃除グッズとは異なりますが、「BGMがあるだけでテンションはかなり上がる」と、ワイヤレスイヤホンを必需品に挙げていた人も。好きな音楽をかけながらやれば、掃除もはかどりそうですよね。

年越し前に立ちはだかる最大のハードルともいえる大掃除。子育て主婦たちは、時期を分散したり、便利グッズを活用することで、負担を減らしながらカシコク取り組んでいました。時間や体力の消耗を最小限に抑えつつ、一年の汚れをキレイに落として、気持ちも新たに新年を迎えたいですね。


文=酒詰明子

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