よく似た「バター」と「マーガリン」。その違いって何?/子どもに話したい雑学(20)

#趣味   
バターとマーガリンの違いって?

『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』20回


子どもに今すぐ話したい「タメになるうんちく」!

「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」
これ、答えられますか?

「子どもにすごいって思われたい」「日々のコミュニケーションの中で色んなことを教えてあげたい」そんな方に、わかりやすく、楽しみながら「タメになるうんちく」をご紹介。

それでは、学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を見ていきましょう!

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました

マーガリンはバターの代用品だった


バターとマーガリンはよく似ている。形状もそっくりだし、トーストに塗ることが多いのも共通。しかし、その原料はまったく違う。

バターが牛乳を原料にしているのに対して、マーガリンは植物油などから作られている。

バターは2000年以上の歴史を持つ食品である。これに対して、マーガリンは1869年にフランスで開発された。当時フランスはプロイセンと緊張状態にあり、バター不足に陥っていた。フランス料理ではバターをたくさん使うだけに、深刻な問題である。

そこでナポレオン3世は、軍の携行用のバターの代用品を懸賞募集した。これに応じて、メージュ・ムーリエという科学者が牛脂と牛乳を原材料とした乳化食品を開発し、1872年から販売を開始した。これがマーガリンである。「マーガリン」という名称は、「真珠」という意味のギリシャ語「マーガライト」に由来している。

マーガリンが日本に入ってきたのは明治中期。はじめは「代用バター」「人造バター」などと呼ばれたが、昭和27年(1952)にマーガリンという名称に統一された。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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