お菓子作りに必須!オーブンレンジを選ぶときのポイントとは?プロおすすめのオーブンレンジ4選

#食   

お菓子をつくるには道具が必要になります。でも、初心者は選び方のポイントが分からず、どんなものを買うべきか悩むことが多いはず。そこで、お菓子づくりのプロであり、数々のお菓子レシピ本を発表している森崎繭香先生に、製菓道具の選び方について聞きました。揃えておきたい基本的な道具を、4回に渡ってご紹介します。最終回は、焼き菓子には必須の「オーブンレンジ」編です。


森崎繭香先生

森崎繭香(もりさき・まゆか)
お菓子・料理研究家。シンプルな材料とだれでも失敗なく再現できる、今どきのスイーツが大好評。人とワンコが仲良くいっしょに食べられる、無添加おやつのオンラインショップも運営している。

オーブンレンジを選ぶポイント

どんなときに使うの?
クッキーやパウンドケーキ、マドレーヌなどのお菓子を焼くときに使います。

どんなものがいいの?
オーブンレンジは、料理に使うことをメインに考えて購入する方がほとんどだと思います。お菓子づくりに絞っていえば、庫内の形状と大きさ、最高温度が選ぶポイントです。

庫内の形状に関しては、「ターンテーブルタイプ」と「フラットタイプ」にわかれます。よくお菓子をつくるなら、後者のほうがおすすめです。フラットタイプなら一度にたくさんの量を焼くことができますし、四角い天板を使って、四角くて薄いスポンジ生地「シートスポンジ」を焼くことができるからです。

大きさは30L以上あれば十分。このサイズならシフォンケーキの大きな型が入りますし、マフィンやクッキーの焼きムラも少なくなるので、どんなお菓子でもストレスなく焼けるはずです。さらに、大量にクッキーなどを焼くなら、鉄板が二段入るタイプがベストでしょう。

お菓子でよく使う温度帯は150~210℃なので、お菓子づくりだけを考えるなら、オーブンの最高温度は250℃程度あればOKです。パンやピザを焼く方、さまざまな料理にも使いたい方は、300℃程度まで上げられるもののほうがいいと思います。

「クッキー」「シフォンケーキ」などの自動調理メニューがついている機種は、お菓子づくり初心者の方も手軽に使えて便利です。
なかには、レンジ機能がついていないオーブン専用機種もあります。火力が強い、焼きムラが少ないなどのメリットもあるので、2台目の購入などでレンジ機能が不要な方は、こうした機種の購入を考えてみてもいいでしょう。

オーブンレンジのおすすめ商品

パナソニック スチームオーブンレンジ ビストロ

パナソニック スチームオーブンレンジ ビストロ

大人気のビストロシリーズのハイグレードモデル。大きさ30Lで、二段まで天板が入り、低温70℃~高温300℃の幅広い温度帯を備えています。熱風を送り込むコンベクション搭載で、庫内全体にしっかり風を循環させ、包み込むようにムラを抑えて焼き上げます。クッキーなら一度に48個の焼きあげがOK。オーブン調理中にスチームを入れることができるので、火の通りやケーキのふくらみがよくなります。



シャープ 過熱水蒸気 オーブンレンジ

シャープ 過熱水蒸気 オーブンレンジ

横幅49cmのコンパクトサイズでリーズナブルなのに、31Lサイズ。2段調理でたっぷりつくれる本格派です。最高温度は250℃。「お菓子・パン」メニューが充実しているのも魅力です。スチームを使って加熱するので、スポンジケーキなどは生地がしっとり仕上がります。さらに、ムラを抑えて加熱するので、パンなどの立ち上がりも高く、均一にふくらみます。



日立 過熱水蒸気 オーブンレンジ ヘルシーシェフ

日立 過熱水蒸気 オーブンレンジ ヘルシーシェフ

大きさ30Lで、オーブンの最大温度は300℃。予熱時と調理時でファンの回転方向を切りかえ、熱風の流れを効率化しているので、200℃まで5分程度と余熱が早いのも魅力です。調理時は、上下二段の黒皿に熱風が沿うような流れを作り、全体を包み込むようにおいしく焼き上げます。



東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ

 東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ

食材のうまみや水分をぎゅっと閉じ込める、石窯焼きのおいしさを目指したオーブンレンジ。ラウンド石窯ドーム構造と、角皿のスリットや丸みを帯びた庫内のつくりによって、ムラを押さえたきれいな焼き上がりを実現しています。大きさは30L。最高温度300℃ですばやく焼き上げられるので、生地の膨らみもアップ。



高機能オーブンレンジは、バターを常温に戻す湯煎モードなど、さまざまな機能が充実しているので、お菓子づくりにも何かと便利です。ただし、高価格帯の商品が多いため、簡単に買い換えるのは難しいでしょう。現在使っているものがあればそれをうまく活用し、新しく購入する際には、ぜひ上記のようなポイントを意識して選んでみてください。


取材・文=春日あずさ

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント企画

プレゼント応募

\\ メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く //