無視だけじゃない。「嫌われてる自覚してよね」SNSに直接悪口が書き込まれて/あのころの自分への呪いにさよなら(7)
「嫌われるようなことをしたマユコが悪い」、「ユイだって無視してるじゃん」。「いじめじゃないの?」というユイの指摘は軽くあしらわれ、自分が仲間はずれにされるかもしれない恐怖心で言い返すことができません。でも悪者にされているマユコのことも気がかり。二人きりになった場でマユコに声をかけたりと、不甲斐ないどっちつかずの自分の立場にさらに落ち込むのでした。
子どもと大人の狭間で揺れ動く思春期。多感な時期の子どもが安心して過ごせる環境の大切さを、改めて考えさせられます。
著=もつお/『あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで』(KADOKAWA)
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