掃除もラクになる! 洗面台の整理収納アイデアをプロが伝授/暮らしが整う 「片付けない」片付け(5)

疲れているとき、部屋が散らかっていて余計にぐったりしてしまうことはありませんか? そして「片付けなきゃ」と思えば思うほどおっくうになってしまいがち。
フォロワー11万人の人気インスタグラマーで整理収納アドバイザーのkayokoさんは、「いっそ『片付けない』をめざしてみましょう。」と話します。整理収納の基本といわれる「余計なモノを処分する整理」「モノの定位置を決める収納」は意外とハードルが高く、片付けをしている間に悩み、疲れてしまうもの。片付けなくてもいいように、見やすくゆとりのある収納にする、モノを使ったら元に戻す導線を作るなど、自分や家族の生活に合わせて工夫していけば、暮らしが自然と整って片付ける必要がなくなるそう。
kayokoさんが実践する整理収納法や効率よく家事をこなすとっておきの方法が満載!『暮らしが整う 「片付けない」片付け』から、「掃除もラクになる! 洗面台の整理収納アイデアをプロが伝授」をお送りします。
※本作品は kayoko著の書籍『暮らしが整う 「片付けない」片付け』から一部抜粋・編集しました
洗面所がもっと広ければ、もっと使いやすいだろうなぁ
洗面所には洗濯機など必要なモノがいっぱい! ついつい床にまでモノを置いてしまって、余計に狭くなって使いにくい……。
我が家の洗面所は一坪で、脱衣所も独立していません。もっとたくさん収納がある広い洗面所に憧れましたが、リビングの広さを優先させた結果、これが精いっぱいでした。
でも、メリットもあります。近くに洗濯機があることです。子どもの汚れた服など洗面台で洗ってそのまますぐ洗濯機に入れられるので、便利です。
デメリットは、どうしても収納が少ないこと。そして、子どもが思春期になった頃、お風呂に入っているときは、ほかの家族は洗面所に行って手が洗えないのかなぁなど、考えてしまいます。まぁ、不満もありますが、今はなんとか満足できるように整えました。
上にある棚には、掃除用洗剤、シャンプー類、洗濯用洗剤などのストックを、整理用ボックスに仕分けして入れています。取りやすくするため、下のほうに取っ手がついているタイプのボックスに入れました。
高い位置にあって、何を入れてあるか見えないので、ボックスに内容を書いたラベルを貼っています。これだけでも、だいぶ便利に感じます。
ちなみに、洗濯用洗剤は1種類に絞っています。普段用とおしゃれ着用などとあれこれ使い分けず、柔軟剤も使用していません。それでもちゃんと衣服のお手入れはできますし、何より省スペースになるので、これでよし、と思っています。
×正論 洗剤を使い分ける。柔軟剤にこだわる
〇ズボラ 洗濯用洗剤は1種類に絞る
※この記事では、知らず知らず「こうするのが理想的」と思い込みがちなパターンを《正論》、完璧じゃないけれど「最低限これで整う」やり方を《ズボラ》として紹介しています。
スペースが少ないと、ちょっとした家事も不便に感じることがあります。
特に、洗面所は髪が落ちたりしてまめに掃除をしたい場所ですが、床にモノがあるといちいちどかさなければならなくて、どうも億劫に感じます。
そこで、吊るせるモノはなんでも吊るすことにしました。この「吊るす」という技が掃除をしやすくするポイントです。もちろん掃除用のコロコロも吊るしています。
ちょっとずつですが工夫を積み重ねて、ずいぶん使いやすくなった我が家の小さな洗面所です。
