ぐっすり眠れないのは、睡眠の質に問題があるかも!? 快適な睡眠のために「寝室の換気」を見直そう!

#くらし   

快適に眠って、気持ちよく起床したいなら…

「春眠暁を覚えず」のシーズン。皆さん、ぐっすり眠れていますか?
毎日、家事に育児にへとへとだから布団に入ったら、即、爆睡…の人が多いかと思っていたら、「子どもを寝かしつけながら寝落ち。そのあと一度目が覚めると、もうぐっすり眠れなくて」という声もチラホラ。

みんな、快適に眠れているの? 快眠のために工夫していることは?などなど、あれこれ気になる睡眠のこと。
三菱電機が全国の20代〜60代の男女1,000人を対象に行なった睡眠に関する調査では、「やっぱり!」と思うことから「えぇ、そうなの?」と驚くことまで、興味深いことが分かりました。

その結果とともに、専門家に伺った「良い睡眠のために寝室で重要なこと」「そのためのコツ」をご紹介します。
快適に眠るために、ぜひ参考にしてください!

気になる! みんなの睡眠実態レポート

まずは、睡眠に関する意識調査の結果を見ていきましょう。

【コロナ禍以降、3人に1人が睡眠の悩みが増え、6割が睡眠の質を上げたい】
コロナ禍による睡眠に関する変化を尋ねたところ、約3割が「睡眠時間が長くなった」(30.3%)と回答。でも、一方で3人に1人は「睡眠に関する悩みが増えた」(35.5%)と答えています。また、6割以上が「睡眠の質を上げたいと思うようになった」(64.1%)。

コロナ禍でおうち時間が増え、睡眠時間が増えたものの、睡眠の悩みを実感し、睡眠の質を上げたいと感じる人が増えているようです。

【画像を見る】睡眠について悩んでいたり、質を上げたいと思っている人が増えている


【良い睡眠のために、工夫してることは?】
6割以上もいた「睡眠の質を上げたい」と思っている人たち。良い睡眠のためにどんな工夫をしているのでしょう?

睡眠前の環境で良い睡眠のために工夫していることは「お風呂に入る」(33.1%)、「規則正しい生活を心がける」(32.8%)、「毎日同じ時間に寝る」(30.6%)の順。
「エアコンを使用し寝室の室温を調整する」(13.9%)や「加湿器を使う」(13.2%)など室温や湿度を調整する人は1割程度と少なく、さらに、窓や寝室のドアを開けたりして「換気をする」と答えた人は8.0%しかいませんでした。

みんな、良い睡眠のために「睡眠前」の環境にはアレコレ工夫している様子


また、睡眠中の環境で工夫していることは、「まくらにこだわる」(22.4%)、「布団にこだわる」(13.8%)、「マットレスにこだわる」(12.1%)など、寝具にこだわる人が多いようです。睡眠中に「エアコン」(11.6%)や「加湿器」(11.0%)を使う人は睡眠前と同様1割しかいませんが、「換気する」と答えた人は睡眠前よりさらに少なく、5.0%しかいませんでした。

「睡眠中」の環境で工夫していることは、寝具類へのこだわりが多数


【換気の重要性を感じているのに、寝室は換気しないまま…】
コロナ禍をきっかけに「換気の重要性を考え始めた」と答えた人は73.9%と、多くの人が換気の重要性を意識しています。
ところが、換気の重要性は認識しているのに、寝室の換気はできていない、というのが実態のようです。

コロナ禍をきっかけに、多くの人が換気の重要性を意識のに…


寝室の換気をしていないせいか、朝、起きたとき、自分の寝室の空気がよどんでいると感じた経験を聞くと、23.1%とおよそ4人に1人が朝の寝室の空気のよどみを感じていました。この結果を寝室の広さ別に見ると、「7畳以上」の寝室でよどみを感じる人は20.6%ですが、「5〜7畳未満」23.8%、「5畳未満」28.1%と、寝室が狭い人ほど空気のよどみを感じる割合が高くなっています。

空気がよどんでいる寝室での睡眠。快適さとは程遠いような気が…。

4人に1人は起床時に寝室の空気のよどみを実感


睡眠環境と換気

ここで、空気関連の製品を多数扱っている三菱電機住環境研究開発センターの専門家から興味深い話が!

【朝、感じる寝室のよどみ。実はCO2濃度の上昇によるものかも!?】
「実は、良い睡眠のためには、寝室の空気の換気が重要なことが知られています。当センターが寝室の二酸化炭素(CO2)の濃度を調べたところ、寝室のドアを閉めたまま換気扇もつけないと、CO2濃度は就寝後右肩上がりに増加します。
しかし、換気扇をつけたり、寝室のドアを開けるなどの換気をすることで、寝室内のCO2濃度は約68%も改善されます」

閉め切った寝室は、睡眠中にCO2の濃度がどんどん上がっていくという驚きの事実

「健康的なCO2濃度は800~1000ppmとされていますが、閉め切った寝室のCO2濃度は朝方には4000ppmを超えるということが実験により明らかになっています。
良い睡眠環境づくりのためには、換気により健康的なCO2濃度を維持することが重要になります」

【良い睡眠環境のためには「寝室の換気」が必要!】
「良い睡眠」と「寝室の換気」にこれほど影響があるとは! ちょっと盲点だったというか、すっかり忘れていた気がしませんか?
調査結果でも、このことを「詳しく知っていた」が2.6%、「聞いたことはある」が22.1%と、良い睡眠と寝室の換気の関係を知っている人は24.7%しかいませんでした。

良い睡眠と寝室の換気の関係を知っている人はごくわずか


睡眠前に寝室の換気を行なう人は8.0%しかいませんが、この人たちに寝室の換気方法を聞くと、「窓を1か所開ける」(51.3%)が最も多くなっています。

「睡眠前」の寝室の換気方法で最も多かったのは「窓を1か所開ける」


睡眠中に寝室の換気を行なう5.0%の人に換気方法を聞くと、「ドアを開ける」(42.0%)がトップで、睡眠中に窓を開ける人はごくわずか。

「睡眠中」の寝室の換気換気方法は「ドアを開ける」がトップ


【換気のためには、窓やドアを2か所開けて空気の入れ替えを】
果たして、この方法でちゃんと換気できているのでしょうか。再び、三菱電機住環境研究開発センターの専門家に伺うと、
「正しい換気とは、室内の空気を新鮮な空気と入れ替えることで、空気の流れができるよう、窓を対角線上に開けたり、換気扇を活用することが求められます」とのこと。

具体的には、「窓を2か所以上開ける」、「窓もドアも開ける」、「換気扇を使う」、「窓を1か所開けドアを開ける」、「窓を2か所開けドアを開ける」などが正しい換気方法です。

ちなみに、換気をすると答えた人で「空気清浄機を使う」と挙げた人がいますが、厳密には「換気」の方法としては正しくないそうです。

【寝室の換気、できない理由はさまざま】
では改めて、寝室の換気についての調査結果を見てみましょう。60.4%が「寝室の換気をしていない」と回答しています。

「寝室の換気をしていない」人は6割以上


その理由を聞くと、「換気の必要性を感じない」(29.8%)が最も多く、良い睡眠と換気の関係性が知られていないことが一番の理由となっていることが分かりました。

ほかにも、「室温調整ができない」(25.5%)、「外の音が気になる」(24.8%)、「防犯面が不安」(22.4%)などが挙げられ、窓を開けての換気にはいろいろな障壁があるようです。

快眠セラピストに聞く 寝室換気のコツとその効果

良い睡眠には寝室の換気が重要! でも、換気したくてもできない場合も。そんな場合はどうしたらいいか、快眠セラピストの三橋美穂さんにアドバイスしていただきましょう。

「睡眠中の窓を開けての換気が難しい場合、重要になるのが『睡眠前の換気』です。『良い睡眠』のためには換気はもちろんのこと、適切な温度・湿度作りも大切になってきます。
そのため、睡眠前に窓開け、換気扇使用などにより、新鮮な空気を部屋に取り入れた後に、エアコンによる温度・湿度調整を行なうようにしましょう。これによりCO2濃度が下がり、睡眠の質向上が期待できます。

また、部屋に備え付けの換気扇がある場合は、就寝中も常時使用することをおすすめします。ただし、季節や気候、住居の立地などなかなか難しい場合もあるかもしれません。その際は、最新の換気扇などの導入や寝る前の事前換気など、換気とのつき合い方に注目してみてください」

なるほど、寝室を正しく換気するのが難しい場合は、家電を上手に利用すればいいのですね!
ぐっすり睡眠&翌朝シャキッ!をかなえるために、まずは寝室環境の「換気」問題に取り組んでみませんか。

[調査概要]
■調査時期:2022年2月7日(月)〜2月9日(水)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の20代〜60代の男女1,000人
※構成比(%)は小数第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

文=岸田直子

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