「心地よい」は作れる!? 快適な暮らしに必要なものの見極め方

#くらし   
娘たちの現役のお茶碗。成長して新しいものに買い替えるときは思い出の箱に移すかもしれませんが、食器棚には置かないでしょう

普通に生活していると、ものはしだいに増えます。私は「1つ買ったら1つ処分」を心がけ家の中のものの量を一定にするようにしています。でも、一定に保つのが難しいものってありますよね? それは例えば器。器は割れたり欠けたりしないかぎり、よほどの理由がなければ捨てない人が多いのではないでしょうか? 一度買って食器棚に納めたら、使う機会がほぼなくなっても、食器棚の風景としてずっとそこにあったりします。食器棚にものが増え過ぎると出し入れしづらくなりますが、風景になればなるほどそこにあるのが当たり前になって、わざわざ処分しようと思えなくなります。

私は、ものを大切にすること=よく使ってあげることだと考えています。新しい器を買ったときはワクワクしたかもしれないけれど、時間がたてば当然飽きたりもします。だから、次に新しい器をワクワクした気持ちで買ったら、それまで使っていたものには敬意を払いつつ、自分自身の変化した気持ちも受け入れて、いま欲している方へ譲ったり、適切に処分したりする。どんなに小さくてかさばらない器でも、新しいものを取り入れたときが、古いものを整理する見極めどきでありチャンスだと思います。

例えば、近所の雑貨屋さんで買った娘たちの現役のお茶碗の場合。二人がさらに成長して新しいものに買い替えるときは処分するかもしれないし、思い出の箱に移すかもしれませんが、食器棚には置かないでしょう。

わが家はこの春、5年暮らした今のマンションから別のマンションに引っ越します。いまは引っ越し準備の真っ最中で、4月下旬頃には新居に落ち着いている予定です。

引っ越しや子どもの成長や家族構成の変化など、ライフスタイルが変わるときはものの見直しどき。「これは今の私にとってお気に入りか?」「果たしてこの先もこれを本当に使いたいのか?」と自問自答しながら、ものを一つ一つ丁寧に見直すことが、快適な暮らしにつながると思っています。

シンプルライフ研究家 マキ

「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をするマキさん

不要なものは持たない「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をする。雑誌やテレビなどで発信や講演活動も行なう。著書は『なくす家事』(小社刊)はじめ12冊。夫と中学生、小学生の女の子の4人家族。オンラインサロン「シンプルライフ研究会」主宰。

撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子 デザイン/河村かおり(yd)

文=レタスクラブ編集部

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