手づかみメニューの幅を広げよう! <離乳食完了期>1歳〜1歳6カ月ごろのおかず/バランスのよい手作り離乳食(10)

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パプリカ入りパンケーキ

『365日マネするだけ離乳食 離乳食はこの1冊でまるごと解決!』 10回【全11回】


子どもの成長に大切な離乳食。でも、何をどのようにあげたらいいかわからない…。そんなお悩みを解決するヒントをご紹介します。

離乳食アプリ人気No.1「手作り離乳食」からのレシピを、離乳食教室を多数開催している中村美穂先生が解説。約1年間続く離乳食を進める上で、役立つ情報をお届けします!

※本記事は手作り離乳食 by ninaru(著)、中村美穂(監修)の書籍『365日マネするだけ離乳食 離乳食はこの1冊でまるごと解決!』から一部抜粋・編集しました

〈完了期〉1歳〜1歳6カ月ごろ

牛肉のトマト煮

牛肉のトマト煮

◆材料
牛肉(薄切り)…20g
玉ねぎ…10g
じゃがいも…5g
にんじん…5g
アスパラガス… 5g
トマト…40g
野菜スープ…80ml

◆作り方
1 牛肉は脂身、すじを取り除いて、ゆでて火を通し、みじん切りにする。

2 野菜は、皮や種を取り除き、1cm角に切り、耐熱容器に入れ、電子レンジ(500W)で1分ほど加熱する。

3 小鍋に、1、2、野菜スープを入れ、材料がやわらかくなるまで煮こむ。

まぐろスティック

まぐろスティック

◆材料
醤油…数滴
だし汁…小さじ1
まぐろ(刺身)…15g
片栗粉…適量
油…少々

◆作り方
1 醤油とだし汁を合わせる。

2 まぐろは1cm幅に切り、1のタレに5分ほどつけておく。

3 2に片栗粉をまぶし、油をひいたフライパンで弱火から中火で両面を焼く。

アスパラとさつまいものポタージュ

アスパラとさつまいものポタージュ

◆材料
アスパラガス…15g
さつまいも…30g
ツナ(ノンオイル)…5g
牛乳…30ml

◆作り方
1 アスパラガスはピーラーで皮をむき、ゆでて粗いみじん切りにする。

2 さつまいもは皮をむき、ゆでてマッシュする。

3 ツナは水気を切って、ほぐしておく。

4 小鍋に、1、2、3と牛乳を入れ、軽く煮こむ。

パプリカ入りパンケーキ

パプリカ入りパンケーキ

◆材料
パプリカ…5g
りんご…5g
ホットケーキミックス…20g
ヨーグルト(無糖)… 10g
卵…大さじ1
油…少々

◆作り方
1 パプリカの種、わた、ヘタを取り除き、ラップに包み電子レンジ(500W)で約30秒加熱する。

2 1をすぐに冷水にさらし、皮をむき、みじん切りにする。

3 りんごをすりおろす。

4 ボウルにホットケーキミックス、ヨーグルト、卵を入れて混ぜる。

5 4に2のパプリカと、3のりんごを入れ、さらに混ぜる。

6 フライパンに薄く油をひき、5の生地を流し込み、両面に焼き色がつくまで焼く。

野菜スープの作り方

1 切った野菜と水を加熱する
小鍋に水2カップと小さく切った野菜(にんじん1cm輪切り2枚を1cm幅に切ったもの、ちぎったキャベツ)計30gを入れ、フタをして10分ほどゆでます。

2 ザルでこす
冷めたらゆで汁をザルなどでこして出来上がり。野菜スープも冷凍保存しておくと、スープを作ったり飲み物として添えたり何かと使えます。

昆布だしのとり方

水1カップと5cmほどに切った昆布を鍋に入れ(倍量は水2カップに昆布10cm程度)、30分ほどつけます。弱火にかけ、水泡が浮いてきたら昆布を取り出します。

即席かつおだしの作り方

耐熱容器にかつお節ひとつまみ(昆布を加えてもOK)と水大さじ2を入れふわっとラップをかけて電子レンジ(500W)で30秒ほど加熱します。1食分のだし汁作りに便利。

かつおだしのとり方

1 かつお節を湯に入れる
煮立たせた湯(水2カップ程度)に、かつお節を1/2カップ分入れて火を止めます。※水を昆布だしに変えると昆布&かつお節だしになります。

2 ザルでこす
冷めてからザルやペーパータオルでこせば出来上がり。製氷皿で冷凍し、フリーザーバッグに移して冷凍保存しておくとしばらく使えます。

※初めて登場する食材について、初期前半は少量ずつ与える例を記載していますが、初期後半からは初めてでも1食分の量が記載されています。初めて試す食材は少量ずつ与えるのが基本なので、レシピを試す前に少量ずつ与えるか、初めての食材を少量にして、同じ栄養源のグループで食べたことのある食材に置き換えてください。どんな食材でもアレルギーのリスクは0%ではありませんが、特に卵、小麦、乳製品、たんぱく質を含む食材全般、果物については初めて食べたあとの様子をよく見てあげましょう。

※本記事の内容は厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」に沿って制作していますが、赤ちゃんは成長・発達の個人差が大きく、消化機能やその時の体調によっても状態が変わりますので、進め方や量、形態はあくまで目安とお考えください。離乳食について、心配を感じる時は必ずかかりつけ医に相談し、赤ちゃんの様子を見て無理なく進めてください。

※赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談の上進めてください。

※レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。


著=手作り離乳食 by ninaru、監修=中村美穂/『365日マネするだけ離乳食 離乳食はこの1冊でまるごと解決!』(KADOKAWA)

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