前田編集長が見た料理家さんのワザ! ラップをふんわりかけるって、どのくらい?

#食   
前田編集長

レンチンレシピを見ていると、よく「ふんわりラップをかけて」という言葉がでてきます。

この「ふんわり」って実際どんな感じでラップをかければいいか知っていますか?

「なんとなく雰囲気でふわっとかけている」という人は、もしかしたらワザの本領を発揮できていないかも。

そこで今回は、日々料理家さんたちと接している雑誌レタスクラブの前田編集長が、料理研究家・小田真規子さんに伝授してもらった「ふんわりラップ」のコツを紹介しましょう!

なぜラップを「ふんわり」かけるの?

ラップの内側に手が入るくらいの空間を作ることを意識して

食材を電子レンジにかけた時に、肉や野菜が固くなってしまったり、パサついてしまったりした経験、きっと1度はあるのではないでしょうか?

これはラップをピーンと張って加熱したことが原因の一つ。ラップをぴっちりかけしまうと、電子レンジの熱が一気に入りすぎてしまい、ラップの中が過熱状態になって食材を加熱しすぎてしまうんです。

電子レンジから取り出した際に、ラップが凹んだり、破裂してしまうのもラップをぴっちりかけすぎていることが原因である場合がほとんど。

電子レンジでは、「ラップはふんわり」が鉄則なんですね。

ではどんな風にかければいいのでしょうか? そのポイントは「アーチ形」です!

レンジ加熱の際は、アーチ状にふんわりとラップをかけて


上記のイラストのようにラップをアーチ状にゆとりをもたせてかけると、内部の熱の籠もりがゆるやかになるため、食材の水分が活かされて肉も野菜もしっとりやわらかく仕上がります。アーチの大きさは、ラップの内側に手が入るくらいの空間を作ることを意識してみてください。

このラップのかけかた一つで、できあがりの味が大きく変わります!

小田真規子さんに教えてもらったラップのワザを使って、レンチン肉豆腐を作ってみましょう!

肉豆腐

【画像を見る】レンジでしっとり「肉豆腐」

【材料・2人分】
・牛切り落とし肉 ...150g
・もめん豆腐 ...1丁 (約300g。4つに切る)
・長ねぎ ...1本 (約100g。斜め薄切りにする)
・煮汁
 ∟しょうゆ ...大さじ2
 ∟砂糖 ...大さじ1
・小麦粉

【作り方】
1. 牛肉は小麦粉小さじ1をざっとからめる。

2. 直径25cmの耐熱皿の外側 (対角線) に豆腐をのせ、あいているところにねぎを広げる。ねぎの上に肉をのせ (中央はあけておく) 、煮汁の材料を混ぜ合わせて全体にかける。

3. ふんわりとラップをかけて、電子レンジ(600W)で約7分加熱する。

真ん中を空けて食材を配置


4. ラップをはずして菜箸で肉とねぎをほぐし、豆腐をくずさないようにしながら、全体がなじむまでスプーンで煮汁をかける。
(1人分390kcal、塩分2.7g レシピ考案/小田真規子 栄養計算/スタジオ食)

※電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

アーチ状にラップをかけて加熱した肉豆腐は、お肉も豆腐もしっとり! 煮汁のしみこみ具合も抜群の一品です。

レンチン料理は、食材の並べ方や重ね方も大切。肉豆腐の場合は豆腐を外側に置き、ねぎの上に牛肉を広げて。電子レンジの熱が伝わりにくい真ん中は空けて並べましょう。

文=齋藤久美子

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