鍋料理に欠かせないポン酢。 ところでポン酢の「ポン」の由来は?/子どもに話したい雑学(15)
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』15回【全56回】
子どもをもつ親たちに、ぜひ知っておいてほしい教養系雑学。
「ざるそばともりそばの違いは?」「ポン酢のポンってなに?」
これ、答えられますか?
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」「子どもの好奇心を高めたい」そんな方に、わかりやすく、楽しみながら「タメになるうんちく」をお教えします!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう学校では教わらない「おもしろ知識」「生活の知恵」をどうぞ。
※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
鍋物には欠かせないポン酢の「ポン」ってなに?
冬になると恋しくなる鍋料理。ちり鍋や湯豆腐、しゃぶしゃぶ、水炊きなどに欠かせないのがポン酢である。ポン酢は、しょう油にポンカン、ザボンなどの柑橘類の酸味をきかせたつけ汁で、素材の味を引き立ててくれる。
ポン酢というユニークな名称は、オランダ語に由来する。オランダでは柑橘類のしぼり汁を「ポンス(pons)」といい、その「ス」に日本語の「酢」を当てた造語がポン酢なのだ。けっして「材料にポンカンを使っているからポン酢」というわけではない。
オランダのポンスは、日本のポン酢とはまったく違う使われ方をしていて、酒や砂糖を加えて温めて飲むもの。それがなぜか日本では鍋物のお供になったのだ。
また、同じくポンがつく商品に「ポンジュース」があるが、こちらはみかんが原料だからではなく、「日本一」から生まれた言葉だとか。
監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)
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