娘の不登校…こうなったら早めの夏休みだ!このくらい全然平気と自分に言い聞かせる毎日/娘が学校に行きません(7)

#くらし   
早めの夏休みだ

『娘が学校に行きません 親子で迷った198日間』7話【全23話】


文部科学省が2021年10月に発表した「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、2020年度、小中学校における長期欠席者の数は28万7747人、そのうち不登校の児童生徒数は19万6127人に及び、8年連続で増えているのだそう。

数々の人気コミックエッセイを手掛ける漫画家・野原広子さんの娘・トモちゃんも不登校になった児童の一人。小学5年生のある朝「今日だけでいいから学校休ませて」と言い出します。野原さんが「今日だけだよ」と許可したところ、そこから学校の話をすると喘息や発熱するようになり、学校に行けず不登校状態になってしまいました。叱咤も励ましもトモちゃんには効かず、どうしたらいいのか悩む野原さん。暗く深い迷路に迷い込んでしまった気分だったそうです。

不登校の原因や適した対処法は子どもによって異なりますが、野原さん母娘の体験談はどのように対応していけばよいのかのヒントになるはず。トモちゃんの「学校に行きたくない」という気持ちは体にも影響を与えるものになってしまいました。野原さんは「早めの夏休み」と割り切って学校を休ませることにします。

※本記事は野原広子著の書籍『娘が学校に行きません 親子で迷った198日間』から一部抜粋・編集しました。

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