認知症の母と寄り添うように眠る父。誰にも弱音を吐かないで、ギリギリ踏ん張っていた/48歳で認知症になった母(15)

#くらし   

弱音は誰にも吐きませんでした

遠くの病院行ってくる

健康食品が効くと聞いては試し

ギリギリで踏ん張っていました


弱冠小学5年生が背負っていた誰にもわかってもらえないという孤独感、人生を変えてしまうほどの壮絶な経験の数々。まず私たちにできることは、そのような「ヤングケアラー」の存在を知ることです。

「母の認知症が進行していくに従い、どんどん不安が大きくなっていきました。今まで頼りになる存在であった母が崩れていくことへの不安、それに伴い自分の生活がこの先どのように変わってしまうのか分からない不安に常に怯えていました。
最初の頃は母の行動や言動を受け止めることができず、『これは夢に違いない。ある日目が覚めたらお母さんは元通りになるはずだ。』といつも考えていました。」と語ってくださった美齊津さん。
美齊津さんが背負っていた、誰にもわかってもらえないという孤独感には胸が締め付けられます。

原案=美齊津康弘、漫画=吉田美紀子/『48歳で認知症になった母』

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