みかんは2回に分けて冷凍する…⁉ 冷凍歴19年 SNSで大人気「冷凍の達人」に聞いた目からウロコの冷凍ハック4選

#くらし   

物価高の影響で食品の価格が高騰している今、食材は安いときにまとめて購入しておき、冷凍保存を活用したいもの。でも、食材によっては冷凍法や解凍法を間違えるとおいしさが半減してしまうことも……。そこで、今回は、冷凍生活アドバイザーとしてInstagramで冷凍ハックを発信中の冷凍子ママ(@reitoumama)さんに、知っていると便利な「冷凍ハック」について教えていただきました。

【HACK1】冷凍の干物は解凍せずに焼く!

冷凍の干物は一度解凍してから焼いているという方が多いかもしれませんが、実は解凍せずにそのまま焼いてOK! 冷凍の状態のまま焼いた方がふっくら美味しく焼き上がるのです。
特に、魚焼きグリルで焼くのがおすすめ。焼き方は以下の手順です。

(1)魚焼きグリルにくしゃくしゃにしわをつけたアルミホイルを敷き、油を薄くぬったら予熱する。

アルミホイルを敷けばグリルの掃除もラク!


(2)庫内が温まったら、凍ったままの干物を皮を下にして置き、6分ほど焼く。

庫内が温まったら、凍ったままの干物を皮を下にして置き、6分ほど焼く


(3)皮目が焼けていることを確認して裏返し、腹身に焼き色がつくまで焼く。

皮目が焼けていることを確認して裏返し、腹身に焼き色がつくまで焼く


※グリルの機種によって違いがあります

【HACK2】みかんは2回に分けて冷凍する!

みかんは安い時に買い置きして冷凍できると便利ですが、冷凍すると水分が抜けやすく味が落ちてしまうことがあります。それを防ぐのが「グレーズ処理」という氷の膜で食品を覆う方法。乾燥や酸化を防ぎ、食品が長持ちします。やり方は下記のとおり。冷凍したら、2か月を目安に食べきってください。

(1)みかんは洗ったら水気をよく拭き取り、乾燥しないようにフリーザー袋などに入れて冷凍する。

みかんは2回に分けて冷凍する!


(2)みかんが凍ったら一旦取り出し、水にくぐらせて水分は拭き取らずそのまま再度冷凍し、氷の膜を作る。

みかんが凍ったら一旦取り出し、水にくぐらせて水分は拭き取らずそのまま再度冷凍し、氷の膜を作る


(3)食べるときは、流水で表面を解凍すると皮がむきやすくなる。半解凍で召し上がれ。

2度冷凍の方は氷の膜で覆われています!氷の膜で食品を覆うと、乾燥や酸化を防ぎ、長持ち♪

冷凍みかんは半解凍で召し上がれ


【HACK3】足がはやい「なめこ」はパッケージのまま冷凍OK!

安売りしているとついまとめ買いしてしまいがちななめこですが、賞味期限が短いのが難点。でも、実はなめこもほかのきのこと同様、冷凍できるんです。方法は簡単。パッケージのまま冷凍庫に入れるだけ。1パックを1度で使い切らない場合は、パッケージごと半分に折って冷凍すると、パキッと割った分だけ使えて便利です。
冷凍後は1か月を目安に使い切ってください。食べるときは、流水で洗いながら半解凍にして料理に使います。

味噌汁、なめこおろしなどに使えて便利!


【HACK4】ピザ用チーズが固まらない冷凍法って?

細切りのピザ用チーズを冷凍しているご家庭は多いかと思いますが、チーズ同士がガッチガチに固まってしまい、使いたい分だけ取り出せないことも……冷凍してもパラパラな状態を保つためには、以下の3つの方法がおすすめです。
どの方法も冷凍庫から取り出した瞬間は少し固まっているので、手で揉んでほぐしてから使ってください。

その1 チーズ100gあたり大さじ1の片栗粉を入れてよく混ぜて冷凍する。
その2 冷凍庫に入れたあと、60分経ったら一度取り出し、揉みほぐしてから再度冷凍する。
その3 アイラップに入れて冷凍する。←おすすめです!

以上、これからの季節にも活用できそうな4つのハックを教えていただきました。冷凍を活用して節約&ハッピーな生活を送りましょう!

冷凍を活用して節約&ハッピーな生活を送りましょう!


取材・文=須川 奈津江
写真=冷凍子ママ、須川奈津江

【著者プロフィール】
冷凍子ママ
冷凍生活アドバイザー。Instagramを中心に冷凍術や冷凍レシピを発信。目からウロコの食材冷凍テクや解凍不要の時短レシピが人気を集めている。自他ともに認める冷凍マニア。2児のママ。

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)