【年齢別に解説】2023年から確実に貯めるためにやるべきこと

#くらし   
夫婦で稼ぎ世帯収入アップを目指そう

物価が上がり、貯蓄の余裕はないけれど「老後のお金」も心配…という人は多いはず。老後資金の貯め方について、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんにアドバイスをもらいました。

アドバイスしてくれた人▷深田晶恵さん
ファイナンシャルプランナー、生活設計塾クルー取締役。個人の家計相談や新聞・雑誌への執筆、マネーセミナー講師などで活躍。著書に『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など。


確実に貯めるには先取り貯蓄

物価高で支出の見直しも重要
老後資金を確実に貯めるには、先取り貯蓄をし、残ったお金でやりくりして暮らしていくことが基本です。勤務先の財形貯蓄、銀行の自動積立定期預金など、一度手続きをするだけで自動的に積立貯蓄ができるものから始めてみましょう。 

投資デビューをするのなら、まとまった金額を一気に買うのではなく、積み立てで始めるようにして。その際、税制優遇されるつみたてNISAやidecoを使ったほうが有利に貯められます。20代はまだお金の使いみちが定まらないから、いつでも引き出せるつみたてNISAを優先。idecoを始めるなら、30~40代くらいから検討を。65歳まで加入できるようになったので、50代での加入も現実的になりました。

老後資金を捻出するためには、支出の見直しも必要です。特に最近はモノの値段が上がっているので、食費はその家なりのむだを見つけて予算内で暮らせるようにすることが大切。1週間の献立を考え、買い物前には冷蔵庫の在庫を確認、買い物リストを紙にまとめるなどすると、食費のむだが減らせます。光熱費は、通帳を見て過去3年分の金額を表にし、家族の目につくところに貼ってみて。前年同月と比べてどのくらい上がっているのかが分かると、節約意識が上がります。

【20代 & 30代】

夫婦で稼ぎ、世帯収入アップを目指そう

夫婦で稼ぎ世帯収入アップを目指そう

現在フルタイムで共働きなら、しんどくても仕事を手放さないように。男性1人の収入では老後資金は貯めにくくなっています。妻が専業主婦やパート勤務なら、今の50代が20~30代の頃より確実に手取り収入が減っています。世帯収入アップを考えて、パート勤務なら扶養の範囲を超えて働き、正社員を目指すなど、検討を。

【40代 & 50代前半】

貯蓄を減らさずに子どもの教育費を捻出したい

貯蓄を減らさずに子どもの教育費を捻出したい

住宅ローンの支払いなどもしつつ、子どもの高校・大学進学の教育費が必要になるたいへんな時期です。教育費用に貯めたお金をベースに予算を考え、それ以外の貯蓄がなるべく減らないように、教育費を捻出しましょう。20~30代と同じく世帯収入アップを心がけて。余力があれば、老後資金のために、つみたてNISAやiDeCoを始めてもいい時期です。

【55歳以降】

年金生活に備えて改めて支出を見直す

年金生活に備えて改めて支出を見直す

この時期は、教育費がクリアになって気が緩み、お金を使い過ぎてしまう人が多いようです。60歳以降は継続雇用でも収入が減りますし、65歳以降は年金生活に。改めて支出を小さくしていくように心がけましょう。iDeCoは65歳まで加入できるようになりましたし、つみたてNISAは年齢の上限がないので、55歳以上でも開始可能。余裕があれば検討を。

* * *

貯めたいなら、「先取り貯蓄」と「積み立て投資」と「支出の見直し」。加えて年代別の注意点を参考に!

イラスト/CHIHARU NIKAIDO 取材・文/生島典子

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レタスクラブ ’23 1月号より>






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