【十二支とねこ】神様に挨拶しにいくのはいつだっけ? 「寝正月」という言葉が生まれた日/みっけ!ねこむかしばなし(3)
もしも、マイペースなねこが物語に登場したら…?
言わずと知れた有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみの漫画家・イラストレーターのぱんだにあさん。
古今東西様々の昔話や童話に、かわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこたちが加わることで物語は新たな展開になっていきます。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?
作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできる! そんな、とってもゆるい童話×癒やし系ねこまんがをお送りします。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『みっけ!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
◆十二支とねこ
◆元となったむかしばなし
十二支
むかし、神様が動物たちに「元日の朝、私のもとにやってきた12番目までの動物には、1年交代でその年の長を務めてもらう」とおふれを出しました。元日当日、様々な動物が張り切って神様のもとに向かいます。
1番はじめに到着したのは牛…の頭に乗っていたネズミ、次が牛、続いてトラ、うさぎ、龍、蛇、馬、羊、さる、鳥、犬、イノシシの順番でした。
ところがこれで終わらず、13番目に到着したねこがものすごい形相でネズミを追いかけ回します。実はねこはネズミから競争の開催日が1月2日だと聞かされていたのです。この日以来、ねこはネズミを追いかけ回すようになり、決して寝坊しないように顔を洗うようになったのでした。
著=ぱんだにあ/『みっけ!ねこむかしばなし』
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