素材と場所がカギ!トイレ用洗剤の選び方

#フレンズ 
掃除する場所で選ぶ 洗剤の選び方1



トイレ用洗剤っていろいろあるけど、どうやって使い分ければいいの? 今回は、掃除する場所ごとに、洗剤の選び方の注意点をご紹介します。



トイレの素材を確認しよう


ひと口にトイレといっても、使われている素材はさまざま。製品ごとにも異なるため、詳しくは取扱説明書を確認してみましょう。

一般的には、便器やタンクの大部分は陶器でできています。とてもじょうぶな素材なので、酸性やアルカリ性の洗剤も使用できます。いっぽう、便座や温水洗浄便座、タンクの内部などはプラスチックや金属を使用していることがほとんどです。それぞれに苦手な洗剤があり、うっかり使ってしまうと傷みや故障の原因になるので、注意してください。



基本は中性洗剤のみでOK


じつは、トイレ掃除に限らず、家中の掃除は中性洗剤だけでほとんどOKです。中性洗剤は他の洗剤に比べて洗浄力は劣りますが、そのぶん素材への影響が少なく、いろいろな場所に使えます。

ただし木材やプラスチックなどの水を吸い込む性質がある素材は、洗剤をそのままつけるとシミになることがあります。その場合は、濡らしてよく絞った布に洗剤を含ませて使いましょう。

プラスチックに酸性やアルカリ性の洗剤は絶対NG


プラスチックは、加工しやすくさまざまな用途に使用できるぶん、洗剤の影響を受けやすい素材です。特に酸性やアルカリ性の洗剤に弱く、使用するとプラスチック部分がひび割れたり、変色したりすることがあります。

酸性、アルカリ性の洗剤でのつけおき掃除は特に注意


ガンコな黄ばみや黒ずみには湿布式のつけおき掃除が効果的ですが、放置する時間には注意しましょう。

洗剤の成分は時間とともに空気中に逃げていきます。トイレのような狭い空間で酸性やアルカリ性の洗剤を長時間使用すると、空気中の薬品の濃度がどんどん高くなり、直接洗剤には触れていないプラスチックや機械部分を傷める可能性があります。特に金属は酸性の薬品に弱く、さびや故障の原因になります。

つけおき掃除は5〜10分で十分。タイマーをセットするなど、忘れない工夫をしましょう。



クレンザーは最後の手段


クレンザーは、薬品の力で汚れを落とす洗剤とは異なり、研磨剤によって汚れを「削り落とす」洗剤です。プラスチックや木材などの柔らかい素材に使うと表面が傷だらけになってしまいます。陶器などの硬い素材なら多少の使用は問題ありませんが、その際もできるだけ粒子の小さいクリームクレンザーを選びましょう。



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