「これはいい流れ」“デジタル教科書”の本格的な導入で学校はどう変わる? 画像(1/2) デジタル教科書の導入に期待大?

昔から学校では紙の教科書が使われてきましたが、「ランドセルの重量が重くなってしまう」といった不満の声も。しかし将来的に紙の教科書は、ほとんど“デジタル”に置き換わるかもしれません。

2019年から教科書は“デジタル”に?

5月25日、デジタル教科書の使用を正式に認める改正学校教育法が参院本会議で可決されて成立。2019年4月1日に施行され、タブレット端末などを媒体にしたデジタル教科書が小学校などで使えるようになります。

紙の教科書に代わる新しいツールとして注目を集めているデジタル教科書。本格的な導入に向けて期待する声も多く、ネット上では「やっと子どもたちが重い紙の教科書から解放されるのか…」「これはいい流れ。全ての学校に普及させてほしい」「学校で配るプリントとかも全部デジタルにしてほしい」「授業が分かりやすくなりそう」「目が見えない子どもとかでも等しく教育を受けられる時代がやってきた」といった声が上がっていました。

デジタル教科書は5月28日放送の「おはスタ」(テレビ東京系)でも取り上げられています。この日の番組では小学生向けの新聞「朝日小学生新聞」の記事を紹介。デジタル教科書のメリットとしては、「文字や写真を拡大できる」「音声の読み上げ機能を使える」といった面があるようです。

デジタル教科書の導入に向けた課題

「これはいい流れ」“デジタル教科書”の本格的な導入で学校はどう変わる? 画像(3/2) 【写真】教科書デジタル化の懸念材料は?

多くの関心が寄せられているデジタル教科書の導入ですが、実施にあたってどのようなことが懸念されているのでしょうか。2015年に文部科学省が行った「『デジタル教科書』に関するアンケート」では、「『デジタル教科書』を導入するにあたって、特に留意すべきと思うこと」という質問が用意されました。

回答結果を見てみると、「子供の有害情報へのアクセスの制限」という項目が一番票を集めており回答数922。2番目に多いのが「個人情報の保護など情報セキュリティ(回答数855)」で、3番目に「教科ごとの特性(812)」と続いています。

またネット上では「端末の料金とかはどうなるんだろう?」「先生方は新しいツールにしっかり対応してくれるのかな?」といった疑問の声も。以前放送された「クローズアップ現代+」(NHK)では、尾木直樹さんが「道具だけ、タブレットだけ導入すればうまくいくっていうのは、僕はかなり安易かなと思いますね」と指摘していました。

デジタル教科書の本格的な導入に向けて、どのように調整されていくのでしょうか。今後の展開にも注目していきましょう。