
そろそろ年が明けて2019年を迎えますが、今年の初詣は平成最後の初詣。
特別なものにするために、思い切って「出雲大社」を訪れてみてはいかがでしょうか?
出雲大社でご利益を授かるための参拝方法とは?
今年11月に放送された「林修のニッポンドリル」(フジテレビ系)では出雲大社を特集。
出雲大社でご利益を授かるための参拝方法が紹介されました。
まずやることは、「参拝前に砂を取りに行く」という行動。
出雲大社の近くには“稲佐の浜”という神聖な砂浜があるので、この砂を持参してお参りにいくといいそうです。
そして境内に入ったら「祓社(はらえのやしろ)」で“けがれ”を払うのですが、参拝の方法には出雲大社ならではのしきたりがあります。
一般の神社では「2礼2拍手1礼」が基本ですが、出雲大社の場合は「2礼4拍手1礼」。
これにはちゃんとした理由があり、そもそも参拝方法は神社によってバラバラだったそうです。
これが明治時代に「神社祭式行事作法」が作られ、「2礼2拍手1礼」に統一。
しかし出雲大社の場合は以前から行われていた独自の参拝方法を続けてよいとされ、「2礼4拍手1礼」という形が残されました。
けがれを払ったらいよいよ拝殿に行くのですが、やはり目に飛び込んでくるのは大きな“しめ縄”。
番組によると“しめ縄”は漢字で“注連縄”と書き、由来は中国にあるとのことです。
中国では亡くなった人の出棺後、家の入口に清めの水を注いで連ねた縄を張る風習が。
こうすることで霊魂が家に戻ってこないようにするのですが、水を“注”いで“連”ねた“縄”ということで“注連縄”と呼ばれるようになりました。
出雲大社ってどんな神社なの?

その他にも番組では「御本殿は最後に必ず西から参拝する」といった参拝のポイントが紹介され、視聴者からは「めっちゃ出雲大社に行きたくなった!」「出雲大社って4拍手だったのか……」「初詣で実践したい!」といった声が。ところで、そもそも出雲大社はどのような神社なのでしょうか。
出雲大社の公式サイトによると、神社に祀られているのは大国主大神様。
いわゆる“だいこくさま”として慕われている神様で、神代の昔に“国づくり”の大業を成し遂げます。
その後大国主大神様は、国土を天照大御神様へ奉還。
大業をよろこんだ天照大御神様は「天日隅宮」という“住居”を与え、“目に見えない世界”を司ることを命じました。
この「天日隅宮」が、後に出雲大社と呼ばれることに。
ちなみに大国主大神様は“縁結びの神様”として有名ですが、これは恋愛の“縁”だけに限らない“生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつき”のことです。
今年の年越しは出雲大社で、大国主大神様にお参りしてみてはいかがでしょうか?