悔いのない親との“別れ”を実現するために… お葬式前に知っておきたい豆知識

誰もが絶対に避けられない“親との別れ”。
できれば考えたくない話題ですが、いざという時に様々なトラブルが発生すると悔いが残るかも。
そこで今回は、事前に知っておくと便利な葬式などの豆知識をご紹介しましょう。
悔いなく親と別れるために大切なこと
以前放送された「経験して初めてわかった事を言うテレビ この場を借りて一言!」(テレビ朝日系)には、スピードワゴンの井戸田潤さんが登場。
「悔いのない親との別れ方」をテーマに、様々な経験談を教えてくれました。
数年前に父親を亡くしたという井戸田さん。
手続きやお葬式などを通し、「こんなに知らないことが、まだまだあるんだな」と驚いたそうです。
では実際のところ井戸田さんが押さえておきたいと考えるのは、どんなポイントなのでしょうか。
まずは「亡くなったらすぐに銀行口座が凍結されてしまう。親の貯金は亡くなる前に引き出しておくべき」というもの。
普通なら亡くなった直後は「入院費の支払い」「お葬式代」「当面の生活費」など、何かとお金が必要ですよね。
しかし亡くなった後にお金が引き出されると、そこから遺産のトラブルが発生しかねません。
凍結した口座からお金を引き出すには非常に面倒な手続きが必要なので、可能なら事前に対策をとっておくのが一番です。
続いて井戸田さんが教えてくれたのは、「葬儀中、思っているより挨拶する回数が多い。喪主でなくとも挨拶は考えておくべき」という教訓。
兄がいるため喪主ではなかった井戸田さんですが、お葬式で挨拶するタイミングがあったそう。
自分が話す機会はないと油断していたので、準備をしておけば良かったと後悔を覗かせていました。
番組では他にも、「故人の友人関係は“年賀状”を見れば分かる」「遺影の写真にはNGがない」といったアドバイスも登場。
視聴者からは、「意外と大事なことばかりだね。勉強になりました」「葬式時にバタバタし過ぎると、ちゃんと悲しめないかも。これは結構重要な情報だと思う」「お葬式前に知っておくべきことが多そうで不安になるよ」と反響の声が相次いでいます。
お葬式で心配になるのは費用面!

急な訃報で一番心配になるのは、やはりお葬式などにかかる費用面かもしれません。
日本消費者協会の「葬儀についてのアンケート調査」では、東京・神奈川・埼玉におけるお葬式費用の平均は186万円というデータもあります。
いきなり100万円以上のお金を請求されても、すぐに準備するのは難しいもの。
いざという時にお金のことで悩まないためには、“冠婚葬祭互助会”に加入しておくのも1つの方法です。
互助会とは毎月一定額の掛金を積み立てていき、冠婚葬祭の儀式に対するサービスが受けられるシステム。
積み立てたお金を役立てられるだけでなく、指定の式場による会員特別割引きが受けられるのも嬉しいポイントでしょう。
しかし中には、親が互助会に入会していた事実を知らずにお葬式をしてしまう人が多くいます。
積み立てていたお金を無駄にしないよう、親に入会の有無を聞いておくのも重要かもしれませんね。
お葬式などは、経験した人にしか分からないこともたくさんあります。もしもの時に備え、前もって勉強してみては?