つら~い体の悩みを解決する、超簡単セルフケア「ワキもみ」とは?
頑固な肩凝りや腰痛、つらいけどマッサージに行く時間もないから我慢、我慢…。そんなとき試してほしいのが〝ワキもみ〟。自分でできる簡単ケアで、元気を取り戻そう! 経絡リンパ整体師Keiko&Yumi のAbeシスターズに教えてもらいました。
もむと一気に楽に! ワキは重要スポット
何かと忙しいレタス世代は、疲れを感じても我慢することが多いはず。「私たちのサロンにも肩や首、腰がガチガチで駆け込む人が多いんです。でも頑固な肩凝りは、肩まわりをいくらもんでもほぐれない。ところがワキからほぐすと、スイッチが入ったように一気にほぐれるんです」とAbeシスターズ。
最近はスマホやパソコンを使い前かがみでいた結果、スマホ首や猫背になり筋肉がかたい人が多いそう。「ワキの下にはリンパ管とリンパ節が集中し、経絡も6 本通っています。だからワキを刺激すると、全身のリンパの流れや気・血の巡りがよくなるんです」。
さらに首や肩、背中の大きな筋肉は全部ワキでつながっているので、ワキをほぐせばそれらの筋肉にも刺激が届くそう。ワキって、実はすごい!
基本の〝ワキもみ〟をマスター
ワキはリンパや経絡、筋肉などが集まる、体の重要ポイント。ここをほぐすだけでリンパや血の流れ、筋肉などに同時に刺激が伝わり、体によい影響が起こります。まず覚えたい基本のワキもみは3つだけ。簡単なのですべて行なっても3分ほど。最初はかたくてワキや鎖骨に指が入らない人も、続けるうちにやわらかくなってきます。
【 1 親指でコリコリ押しほぐす】
まずは、もむ前にワキの下を3 秒ほど押しましょう。親指で、ワキの下のくぼみのイタ気持ちよく感じる部分を押すと効果UP。
次に、ワキの下に親指以外の指4本を挟みます。すると親指は自然と肩のつけ根・鎖骨下辺りに来ます。そのまま親指で筋肉を押しながら、ワキまで指を滑らせて下ろします。かたい所があったらほぐすような感覚で、イタ気持ちいいくらい少し強めに押してOKです。ストレスを感じたときに行なっても速攻効果あり。
〈左右各15回〉POINT:鎖骨からワキへ親指でググッと押しながらほぐす。
【 2 あばら骨の間をほぐす】
手を背中のほうに回します。肩甲骨の下辺りから、4本の指で肉をかき集めるように、バストの横・ワキ辺りに向かって指を動かします。その部分にあるあばら骨を意識して、骨と骨の間を指でほぐすように。デスクワーク中などにもこまめに行なうことで緊張が緩みます。
〈左右各3回〉POINT :4本の指であばら骨の間の肉をほぐす。
余力があればブラジャーの下辺りのあばら骨周辺も一緒にほぐすと、効果倍増。
【 3 鎖骨をつまんで腕を回す 】
鎖骨を逆側の手の指でつまむようにしっかりつかみます。そして腕を、後ろに向かって1、2、3と数えながら、ひじからゆっくり大きく回しましょう。肉がかたくてつかめない人は、4指で鎖骨のくぼみを押さえるだけでもOK。寒いときに行なうと体も温まって一石二鳥。
〈左右各5回〉POINT :指で鎖骨をつまみ、ひじで円を描き、腕を大きく回す。
全部やっても、わずか3分! この基本の〝ワキもみ〟をマスターすれば、目・肩・腰など体のつらい悩みがグッとラクになりますよ。
※施術時の注意/ワキや周辺をマッサージする際に、強い痛みを感じたり、しこりなどを見つけた場合には中止し、早めに医師に相談するようにしましょう。
イラスト=西村オコ 編集協力=黒木博子(smile editors)
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Information
経絡リンパ整体師。多くの有名人が絶大な信頼を寄せる。著書は『疲れたら1日1分ワキをもむだけ』(主婦の友社)。姉妹のサロンは 経絡エステ「abe sister FEERIQUE」。
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